第49話
「それで、優が、あの人の家に行くと」
「・・・うん、交渉するまでの時間稼ぎくらいにはなるかなと」
優は夏に、春の言う通り春と一緒に暮らすか話をしている。
春は異常な程の優に依存しているし、春との交渉次第では、桜を家に居られる時間を作れるかも知れない。
「・・・優君が浮気するとは一切思ってないけど、あの人が何もしてこないとは思えないし」
「・・・そうかもだけどそれに賭けるしか」
夏も当然、桜のことは大切に思っている。雪の妹であるならほぼ自分達の娘でもある。
「・・・わかった。やっぱりこう言う時に信じて送ってあげないとね」
「ありがとう」
そして、これからはだらけた兄を正す程で元カノと暮らす覚悟を決める。
ーーーーーーー
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます