第39話
過去編
前に兄と再会した。
その時に兄は勝ち誇った様子をしていた。
大切な娘の権利が取られた筈なのに、
横にいた春はすごく複雑そうな顔をしていた。
俺は一言言った。雪はもう渡さないと、そう言うと春は泣いたけど、兄は笑った。
新しい人が出来たから満足だと、
「・・・」
俺は怒りを必死に抑えたが、ここで問題にする訳にもいかなかったので、抑えた。
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