昊国秘史〈巻一完結〉~元皇太女、敵国皇太子に嫁入りす~

〈巻一〉元皇太女、敵国皇太子に嫁入りす。

◆巻一 主な登場人物◆(※ネタバレを含みます※)

風皓月ふう・こうげつ

抜山虎女ばつざんこじょ”と称されるたいの元皇太子(女)。月下美人に喩えられる色香漂う美女。ただし、本人には自覚が無い。男女の機微にも疎い。妹・皦玲きょうれいの代わりに浩の皇太子・水適すい•せきに嫁ぐ。


水適すい・せき

浩の皇太子。字(呼び名)は璧志へきし

謎が多く、その姿を見たことのある者はほとんどおらず、“引きこもり”と専らの噂。

青龍の守護を得るべき者の証を持たず、母后が彼を産んで薨じた後、父皇によって離宮に追いやられた。数年前に呼び戻され、皇太子として立つ。

青銀の髪、月虹の瞳、真珠貝の如き銀の爪を持つ、絶美の皇太子。


巫澂ふちょう

皓月のもとに教育係として遣わされた巫官にして、皇太子の腹心。

当代一の禁気術の遣い手として名高く、博覧強記。


風皦玲ふう・きょうれい

皓月の異父妹。

淑やかな雰囲気で、“天賜星娥てんしせいが”と称されるほどの美貌の姫と名高い。

皓月と入れ替わり、颱の皇太子となる。


【周貴妃】

周宰相の娘。

自身の子・尚王を皇位に即けるべく、幾度と無く謀略を巡らす。


尚王しょうおう

皇太子の異母弟、水遜すい・そん。字は推恩すいおん

周貴妃の子。音楽を愛する、飄然とした雰囲気の青年。琴を最も好むが、本人は箜篌たてごとを得意とする。


【尚王妃】

字は翠羽すいう。浩の属国の元王女。


恭王きょうおう

皇太子の異母弟、水逾すい・ゆ。字は盈忈えいじん

尚王妃との仲を、周貴妃に引き裂かれ、恨んでいる。


【恭王妃】

字は秀明しゅうめい。浩の重臣の娘。


窈王ようおう

皇太子の異母弟、水遼すい・りょう。字は俊慧しゅんけい。尚王は同母兄。目が見えない。


【窈王妃】

字は玿兮しょうけい。窈王を献身的に支える。


羽厳う・げん羽騎う・き

東宮所属の衛官。


雨霄うしょう露珠ろしゅ沾華てんか

東宮の女官・宮女たち。


阿涼ありょう荷香かこう

颱から帯同してきた侍官たち。


しん

皓月の配下の隠密。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る