第2話

 内藤真利は私の友達だ。

「ねぇ、ひよりそんな都市伝説ある訳ないじゃん、学校ってさぁ~暇な人がそんな話を噂にして楽しんでるんだよーあ〜怖い怖い」と言って真利は笑っていた。

私も「そうだよね~怖い噂話だよねー」と一緒に笑っていた。


 それから1週間経った頃だろうか?

真利が「ね~ひより帰りに鬼ごっこしない?」と聞いてきた。

私は「えっ?真利何言ってるの?私はやらないよ!」

真利は「だって退屈なんだもん、それにタダの噂話じゃん試してみようよ〜」

真利は他の女子達を集めて鬼ごっこを始めた。

ジャンケンをしたら真利が負けて鬼役になった。


 私は急いで逃げていた。

(何だろう?誰もいない?)

周りは静まり返っていた。

ふっと、そこには掃除用具入れのロッカーがあった。

私は急いでロッカーの中に隠れていた。

私はロッカーの中でジッとしていた。

息が苦しい冷や汗が出て来る。

中々誰も来ない。

時間だけが経っていく。

身動きひとつ出来ない。

怖くてビクビクする。

もう限界だ。

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