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笹枝みずあめと浮雲ひまわりは小学生から高校生までの間、ずっと一緒にいた。でも高校生を卒業してから二人は離れ離れになった。みずあめは大学生になり、ひまわりは詩を書くことをしながら生活を始めた。
高校生のとき、あの卒業式で別れて以来、みずあめはひまわりと会っていない。そうしようとみずあめが決めたのだ。みずあめは自分の人生を生きることにした。誰かに憧れるのではなくて自分として生きていこうと(高校生の卒業と一緒)に決めたのだった。
みずあめはなるべくひまわりのことを忘れるように努力をした。ひまわりのことを思い出さないように毎日を過ごした。それでもどうしてもみずあめはひまわりのことを思い出してしまった。世界のいたるところに、ひまわりはいた。なにをしていても、誰といても、どんなときでも、ひまわりはみずあめの中にいた。
そのことをみずあめはとても悔しいと思った。(実際に泣いてしまうときも何度かあった)
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