4
もしもわたしがおばあちゃんになっても
わたしを愛してくれますか?
もしわたしが大変な病気になっても
わたしを愛してくれますか?
もしわたしがあなたのことを忘れてしまっても
わたしを愛してくれますか?
もしもわたしが……。
(そこまで言って、涙が溢れて、わたしの言葉は途切れてしまった)
世界で一番あなたのことを愛しています。(ようやく言葉が話せた)
この思いは誰にも負けません。
とても長い道があります。
とても長くてひねくれている曲がりくねった迷い道です。
わたしは、その道をあたなと二人で歩いていきたい。いつも一緒にいたいんです。
みずあめはひまわりの見ている世界を見たいと思った。ひまわりの見ている風景が見たいと思った。わたしたちは同じ街で生まれた。同じ時間に、同じ場所で、生まれて成長して、ほとんど同じ景色を見てわたしたちは育ってきた。
それなのにどうしてこんなにもわたしとひまわりは違うのだろうとみずあめは思った。
みずあめの見た目とひまわりの見た目はよく似ている。それは偶然ではなくみずあめがひまわりに憧れていたからだった。だから見た目はよく似ている。でも中身は全然似ていなかった。(当たり前だ。わたしたちは違う人間なのだから)
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます