毒を吐く

第1話 マウントをとる

　あまりやられた経験は少ないのだが、私にも少しばかり経験がある。

その一つは、初めての会社務めだった昔の会社でのこと、、

　新入社員の研修期間でのこと、私は、入社前からの友人なんかと普通に

過ごしていただけなのに、何かが気に食わなかったのだろう

　ある時期、突然同期のグループの一つから、明らかに高圧的な態度を取られ

あからさまに上から目線でディスられるようになった。

　まあ、別にそのグループに受け入れてもらわないと会社に居られないことは

無かったので、それからは交流を持たないようにしていたが、何らかの絡みが

ある度、結構執拗にやられた、

　今から思えば、会社での出世のためには、会社の同期であろうと競争原理が働くし、同期といえども成績で追い抜くか、蹴落とさないと上がれない訳で、

そのような意図もあったのかと今ではふと思い出してしまう。

　しかし、研修期間中という、相手の実力を推し量れない時期に、そのような行動をとっていたのは、明らかに学生時代にやっていたことをそのまま持ってきんだなと、

今になってみれば、そのように感じた。

　私は、その後、その会社を辞め、その連中とかかわることが一切ない業界に転職した。はやり、合わない奴と絡む可能性があるのは避けるべきという理由と、就職先が思っていたものとは少し違うと感じたからだった。

　就職前からの友人とは、付き合いが続いた。

　見切りをつけるのは、早い段階がいいと思う。

　もしあなたが入った会社がブラックであれば、直ちに行動を起こすべき、精神をコントロールされてしまい健康やメンタルがやられる前に、やめてもなんとななるし、早い時期には取り返せる可能性は高い、自分らしさを失ってからでは遅いから

　一般的な会社勤務となれば、学生気分でマウントを取るなどをやってしまうと、後の祭りになることもあるのではないかと、

　研修期間という、相手の実力がはっきりしない時点で、相手を見極めずにマウントを取ったり、パワハラのようなことをしても、メリットよりはリスクが大きい、

　もし、相手が仕事で頭角を顕したり、上司の覚えが良かったりすると、マウントを取っていたことが逆に不利に働くこともあり得る。

　そこに想像力が及ばないのは、たんなるお子ちゃま、地頭が悪いのだろうと、、、

　メリットらしいものといえば、単に相手をさげすんだり、悪口を言ってなどでの一時の快楽、優越感を持てるだけでしかなく、そのために使う時間は、消費されるだけのものであり、自分の絶対評価を高めるための学習に費やされるわけではなく、無駄に時間を浪費するだけ、

　まあ、そんなことをする人は、それには気が付くことはまずないだう、結果として何らかの因果が廻ってくることもあるだろうが、その時には、人のせいにするのだろうか、

　しかし、人とは弱いものであり、どこかにはけ口が無いとやっていけないのも、そうなんだろうと、よほどの聖人君子、または自分が弱いということを認識し自分を顧みることをしない限り、誰しも似たようなことをやってしまうだろうなと、、