11 生きるということ(10)

 とまあ、ここ最近、生きるということについて考えていたのでした。


 もちろん、親族の死(曽祖父、祖父母、伯母など)や学生の頃にクラスメイトのお父様の死など……何度も考える機会はありました。


 私が一番最初に体験した強烈な人間の『死』というものは、(おそらく、私が3歳か4歳頃?)にみた妹の死に顔です。

 もう、何十年という歳月が過ぎておりますが、忘れることはできません。というか、自分が親になったことで、さらに鮮烈に蘇ってきました。


 で、今回の旦那と身内の件で、色々と、色々なことを思い出してしまったのです。

 人間の記憶って、不思議ですねぇ。





 だったら、人が死ぬ話は嫌いなのか、私のなかではタブーなのか、というと、そうでもなく、むしろ、好きですね(笑)。


 相手がフィクションだからでしょうが、ケッコウ、矛盾している自分の心理が面白いと思います。

 まあ、ジャンルによるんだと思いますが。


 江戸川乱歩や横溝正史はワクワクしながら読んでました。

 今のマイブームはBLですが、人がバタバタと死んでいく推理もの(汗)を読み漁っていた時期がありました。(遠い目)

 ひとりしか被害者がでなかった話を読んだときは、つまらないと落胆したものです。


 なので、私が書くお話は……まだ、これといった、キャラクター名のある死亡者はいなかった……と思いますが、殺るときは、サクっとためらいなく殺って、華々しく逝ってもらおうと考えております。(考えているだけね)


 ただ、死の淵にあって、命拾いして、なかなか死なないのは……きっと、生きるという意味を、そのキャラと一緒になって考えているのだからだと思います。



 異世界オークションのオーナーは、皆様に心配されつつ、ネタとして楽しまれつつ、奇跡的にしぶとく生き残りました。雑草もびっくりなしぶとさでした。

 同じく異世界オークションのガベルくんも、消えかかりながらも……。


 で、今、筆が止まっている『お転婆令嬢は破滅フラグを破壊してバグの嵐を巻き起こす』ですが、お祖母様、ご危篤で止まってしまっています。

 さてはて、どうなることやら。

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