前を向いて、振り返って、転んで起き上がる

のりのりの

1 2023年という年を振り返る 吐き出さないとやってられない

2023年、色々とありすぎた。

ありすぎて、気がついたら、12月31日。

年賀状はまだ書き上げてないけど、2023年の出来事を振り返るメモ書きのようなものです。




ちょっと、メモメモ……。




 一月二日。

 産まれて初めてKinKi Kidsのコンサート(?)に行きました。

 産まれて初めての京セラドームに行きました。

 行きたくていったわけではありません。

 娘っ子の保護者として行きました。


 娘っ子、コンサートの前日から、腰が痛いと言っておりました。

 そんなに痛いのなら、コンサートの時間ギリギリに行けばいいのに、なにやらグッズとかを買うらしく、えらく早い時間から現場に連れて行かされました。

 ヒトが多くて、トイレがめちゃくちゃ混んでいて驚きました。


 娘っ子はコンサート中、腰が痛い、痛いと言っており、私は心配で、KinKi Kidsの歌を鑑賞するどころではありませんでした。

 KinKi Kidsのふたりは豆粒ほどの大きさでした……。


 コンサートが終わり、近くのショッピングセンターのドラッグストアに駆け込み、痛み止めと湿布を購入して、娘っ子を連れ帰ります。

 ご飯も食べる元気もないそうで……私はとてもお腹が空きました。


 三日目、まだ腰が痛いと言い、熱もでてきたので、市民が正月に駆け込む医療センターに連れて行きます。

 都会の人混みの中に行ったということで、医療関係者から警戒されました。

 薬を頂いて、追い返されました。


 三日目の夜から四日目の早朝、高熱にうなされ、痛い、痛い、と大騒ぎ……どうしようもなく救急車のお世話になりました。


 コンサートに行ったのと、年明けということで、搬送先病院が決まるのにもかなり時間がかかりました。


 診断結果は、腎盂腎炎……。


 ほぼ一週間の入院でした。




 飼っていたワンコ(六歳)が、一月にガン(肥満細胞腫)と診断されました。

 手術をするには非常に難しい部位だったので、投薬治療にすることにしました。

 半年から四年、五年と言われました。




 父が倒れ、救急車で運ばれて入院しました。

 だけど、病院で先生のいうことをきかなかったので、追い出されてしまいました。




 三月からネット小説に投稿をはじめました。




 五月からカクヨムにも投稿をはじめました。




 七月にワンコが虹の橋に旅立ってしまいました。

 美人さんで、愛想がとてもよく、みんなから愛されたワンコでした。




 ペットロスになりました。

 以前から心療内科の先生にはお世話になっていましたが、薬が増えてしまいました。

 


 

 ずっと泣いている私でしたが、みかねた家族が耐えきれずに新しいワンコを購入しました。

 八月でした。


 新しく家族になったワンコは、ちょっとワガママで甘えたさんで、お世話がタイヘンです。

 娘っ子が世話をする! と宣言していたのですが、気づけば私が世話をするようになりました。




 旦那が会社の健康診断にひっかかり、胃がんと大腸がんの手術を受けることになりました。

 八月でした。




 色々ありすぎたので、神社にお祓いに行くことにしました。


「どういった内容で?」


 と、受け付けの巫女さんから質問されたので


旦那)「実は、私がガンになって手術をするので……」

私)「悪霊退散です!」

巫女さん)「は?」

私)「年明けから家族全員に色々と悪いことが起こっているので、運気をあげるとか、そういうかんじのものを……家内安全ですかね? 大願成就ですか?」

巫女さん)「そ、それでしたら……厄除け祈願ですね……」

旦那・私)「「ではそれで」」


 世界遺産にも登録されている有名な神社なので、いつもは、他にも祈祷を頼むヒトがいるのですが、その日は貸し切りでした。




 十月。

 旦那が入院する前日だったか、前々日だったかに、娘っ子が心療内科から処方されている薬を大量に飲み、白目を向いて意識が朦朧となりました。


 二回目です。


 一回目は本人が吐き出したと、私と旦那が不在のときだったので、みんなが厳重注意をするだけで終わりました。


 ですが、今回は白目をむいているので、どうしたらよいかわからず、救急車をよぶかどうか迷ったら電話するところ……に電話すると、救急車を呼べと言われました。


 救急車が家にやってきました。


 三人の隊員さんがいらしたのですが、みんなに指示をだしているヒトから、おじょうさん、「ですね。僕が担当しました。正月あけの高熱でしたよね。覚えています」と言われ、心がぽっきりと折れてしまいました。


 もう、申し訳なくて、申し訳なくて、ただ、ひたすら謝るばかりです。


 今回は、搬送先はあっさりと決まりましたが、「おじょうさんは先に運びますので、おかあさんは、落ち着いてからおとうさんと一緒に(病院に)来てください」と、救急車から追い出されました。


 搬送先の病院は家から車で十分程度のところでした。


 娘の治療を待っているのですが、なかなか終わりません。


 ときどき、お医者様や看護師さんが経過を教えてくださったり、逆に娘っ子のことについて質問されたりしました。


 で、最後に、決まって「おかあさん、大丈夫ですか?」と言われました。


 ……日付がかわっても娘っ子の治療は終了せず、今度は、私が過呼吸で倒れてしまい、医療行為を受けることとなりました。


 過呼吸は過去、何度か経験していたので、なりかけたらこういうことをしたら重症化せずに乗り越えられる……というのがあったのですが、今回は失敗してしまいました。

 点滴をお願いしました。


 私は知らなかったのですが、薬の飲み過ぎで救急車を呼んだ場合、警察から事情聴取を受けるそうです。

 家に電話をしても誰もでなかったので、警官が病院にやってきました。

 旦那が真夜中の病院で対応しました。


 娘っ子は、ICU(集中治療室)にお泊りとなりました。


 いわゆる入院です。


 薬の飲み過ぎイメージでは胃洗浄かと思ったのですが、点滴で水分をとって、尿として薬の成分をだすだけですみそうだと言われました。


 娘っ子が飲んだ薬は、胃を痛めるようなものではなかったらしく、それで大丈夫だそうです。また、心療内科の先生も、そういうことが起こっても大丈夫なように、大量の薬は処方していなかったし、この薬を飲みすぎて死亡するようなことはないそうです。



 帰宅したら夜中の二時をすぎていました。





 旦那が入院し、手術を受けました。

 まだ若いから胃の手術と大腸の手術が一日でできるそうです。

 手術と手術ふたつたして、手術だそうです。


 手術の日は、容態が急変したらいけないからと、家族控室に拘束されました。部屋を離れるときは許可が必要と言われましたが、許可をとりに行くためには、部屋をでて、エレベーターで四階にあがり、廊下を歩いて……という移動をしないといけません。

 用事が終わって部屋に戻るときも、同じ場所に報告しに行かないといけないと言われました。


 許可をもらいに行くための移動中の許可は誰にもらったらいいのかは、いまだに謎です。

 矛盾していると思います。


 旦那の手術は朝の九時から夕方五時まででした。

 昔、娘っ子はもっと長時間の手術を受けたことがあるので、そこまで驚きませんでした。

 

 ICUに通されたときも、娘っ子ほど色々な医療機器をつけていなかったので、これは大丈夫なやつだろうと安心しました。


 ただ、同じ日に手術を受けたかたが「血が止まらない」とか「手術室が血まみれ」とか先生と話されていて……ご危篤状態でした。



 旦那は早期発見だったのと、若かったので、最短記録を樹立して退院しました。手術前は散々、おどされたのに……。


 もっと、入院(回復)してから退院してほしかったです。




 旦那は元気です。

 やつれましたが、体重計に乗ると、ものすごく理想的なBMI値をはじきだしているそうです。


 ですが、私よりもたくさん食べるようになりました。また太り始めたそうです。


 わたしは、この一年で五キロ痩せました。

 標準体重と比べると、十キロほど足りません。


 自分に都合が悪いことが発生すると、旦那の胃は急に痛み始めます。


 健康診断をばかにしてはいけないと思いました。

 自分の生命保険の見直しをしました。



 カクヨムでは運営から警告を二回受けました。


 今では、日中のメールチェックが怖いです。

 DMのメールタイトルを今まで以上に注意して見るようになりました。






 こうして書いてみると、2023年、そんなに事件は起こらなかったような気がしてきました。


 実際は、ワンコと旦那と自分の通院でくたくたでしたが……。



 あっという間の2023年でした。

 というか、KinKi Kidsのコンサートが昨日のようです。


 2024年は穏やかな年でありたいものです。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る