第313話余計なお世話だったのか?

今日は、クタクタになり最寄り駅に到着した。

地下の階段を上っていると、お姉さんが重そうに荷物を持ちながらよちよち歩きしている。

周りは無視した。

良く観察するとその女性は身体障がい者であった。

クタクタだけど、見ちゃったもんはねぇ。

「荷物持ちましょうか?」

と、声を掛けるとそのお姉さんは余り口も聞けず、頷いた。

地下の階段を重い荷物を持って地上に出た。

お姉さんはよちよち歩きなので、地上で10分待った。

お姉さんに荷物ここに置いてるからと、言って去った。

若い連中は何をしてんだ?

僕もリュックサックに障がい者マーク付けてるのに、障がい者が障がい者を助けるとは。

僕の背骨は折れて、金属プレートで固定してあるのだ。

だが、僕のモットーは、「自分に優しく、他人にはもっと優しく」である。


息切れしながら、帰宅した。全身から汗が吹き出し、風呂に入った。

余計なお世話かも知れないが、お姉さんは喜んだので良しとする。

さて、今夜の睡眠薬が切れている。疲れ切っているので、眠られるとは思うのだが、注射の副作用で猛烈な吐き気がする。

帰りにトドメを刺された感じだが、あの行動は自己満足している。

障がい者同士、助け合えば良いのだ。

汗が引いたので、洗濯物を干す事にしよう。

明日から名古屋市は晴れが続く。

梅雨明けだ。

明日は何にも起こりませんように。


本日の読み切りエッセイ、これまで!

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