第280話周りの目

精神障がい者が、転職するには非常に厳しい。精神障がい者と言うだけで、断れられる会社がほとんど。

健常者はゼロからのスタートだが、精神障がい者はマイナス100位からスタートだ。

だから、丸腰では戦えない。

武器を持たねば。

だから、取れる頭脳の内は資格を取得しようと頑張る。

だけど、ダメだね。習慣で酒を飲んじゃう。これじゃ、無理だ。強い信念を持たねば。

今日は、思う事があり、真っ直ぐ帰宅したが、居酒屋に足は向いていた。

夜中の3時半から1時間勉強して、寝て通勤時間に勉強した。

今夜は、飲んでいるので無理だ。

明日からは、しっかり3時間は勉強したい。

多分、今年の試験には間に合いそうにない。

民法でも、複雑で今日は、「善意の第三者」しか理解出来なかった。


職場でもめ事があったのだ。僕はどっちの肩を持たず中立の立場で処理した。

仕事は仲良しクラブでは無い。

僕は嫌われても一向に構わない。

だって、理不尽な事は話していない。ごく普通の意見を述べている。

アンガーコントロールの話しをして、一方をなだめた。

もう一方は、仲間内なので相手にしていない。

だから、脳みそが疲れて飲んじゃった。

そうなの、精神障がい者って、すっごく疲れるの。だから、要所要所でデトックスしないと、狂うの。だから、これから受ける資格も活かせるのか不安。

でも、一利なき事を覚悟しても、事を起こさなければいけない時もある。

僕は、資格を取得したら薬はもらうが、精神障がい者の身分を捨てようかなと思ったが、統合失調症患者はどう見ても、精神障がい者なのだ。

これは、消えない。

統合失調症は寛解はしても、完治はしないのだ。

それに、寛解にほど遠い。

だいたい10年おきに資格の取得を目指す事が多い。今度、失敗しても、来年もまた受ける。

統合失調症患者は、資格の理屈よりも、状況を整えるのが先だ。

今日、飲んで後悔はしていない。

どうせ、明日は夜中に起きて勉強するのだから。

でも、もめ事を目の前で起こして欲しくはない。

僕は言った。

「社会は、優しさだけが通用はしない。時には厳しく接するべきだ。嫌われるとかの問題ではない。社会の理不尽は存在する」と。

今日は、1時間の勉強だったがそれが、大きな一歩となった。


本日の読み切りエッセイ、これまで!

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