私はSNSもせず、世間から離れてしまっているため、先日作者さまと会って会話する中で「祠破壊」というジャンルがあることを、はじめて知りました。情報に疎い私にも、やさしく流行りを教えていただき、ありがとうございます。と言っても私はまだ「祠破壊」の全貌を理解しておらず、また「のじゃロリ」も知らないという、絶望的な知識量でこの小説を読みはじめました。
　しかし開いてみると、そこにあるのはわかりやすい文章で、楽しく読み進めることができました。わからないものをわからないなりに楽しめる、というのがひとつ芸術の醍醐味だと私は思います。
　祠が壊れて出てくるのが、幼い女の子というギャップが面白かったです。また女児が大泣きするのは、意外に祟られるより面倒なのではと、かわいらしい展開に頬が緩みました。その後に同棲を持ちかけるシーンも、鋭い角度からラブコメが始まりそうで、わくわくしました。
　そんな希望も儚く、この小説は予想もし得ないラストを迎えます。何度見ても理解し難い展開に、ただ唖然といった具合で。舌に残る読後感と、かわいらしいタイトルを見比べて、世界の全てがわからなくなりました（褒め言葉）
　何度も読み、混乱が解けてきた頃。この小説でいちばん怖いのは、村長の「お前あの祠壊したんか！？」というセリフな気がしてきました。この言葉の裏にあるのは「祟られて死ぬぞ」ではなく「村が祟られる前に殺すぞ」だったわけです。ああ、なんだか気持ちが悪くなってきました。
　裏切りを含む素敵な作品をありがとうございました。

幼女の神様、ずっと小倉唯ボイスで読ませていただきました。
「社畜さんと幼女幽霊」みたいな幸せな日常が始まるかと思いきや、最後にホラー展開になるのが強烈でしたね。

のじゃロリ様ももしかすると、かつては祠を壊した子供だったのかな、と考察できるラストも面白かったです。

おお！なんか和やかな雰囲気かと思いきや、まさかのひぐ◯しのなく頃にみたいな急展開最高です！久しぶりに白神さんの作品を読んで元気になりました！

(👍　∵　)👍やるじゃん