その時、トリスは動いた
羽弦トリス
第1話故郷を離れる
21歳の時、地元の九州の介護施設で働いていた。
月15万円の給料で、ボーナスが30万円だった。
閉鎖的な職場で、馬鹿が威張っていた。僕は思い悩んだ。
都会で仕事したら、倍は貰えると。
しかし、東京、大阪、名古屋のどこにするか悩んだ。
当時の彼女が名古屋で働いていたので名古屋に決める。
父親に、大学に行き直すと言って出てきた。
財布に現金3万円と、バッグ1つで名古屋に出た。
1ヶ月間、彼女の寮に滞在してバイトでお金を貯めて、アパートに移り住んだ。
今回のその時は、平成12年6月の頭。
名古屋に出て来て、警備員のアルバイトを経て貿易会社の入試試験に合格したことだ。
給料は、九州の倍だった。
しかし、それなりに辛かった。
羽弦は言う。
「給料の3倍は働く。それでも評価しない会社はクズだ!」と。
この会社で人生が変わるのだが、それは別な話し。
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