9月1日をもう一度

@riru_u

君の変化と突然の別れ

20××年の9月1日

私の大切な人が天国へ旅立った。

私がそれに気づいたのはあなたの家族からの言葉だった。

夏休みが終わり、学校からの下校中

「もうすぐで付き合って1年だね!」

私がそう言うと君は

「うん、そうだね」と暗い感じで返事をした。私はなんだか違和感を感じていた。いつもは元気でぼーっとしていないのに今日は暗くぼーっとしていたからだ。私が

「なんかあった?大丈夫?」と聞くと

「ううん大丈夫だよ」とさっきよりも声のトーンを高くして私に言った。

でも1年もずっといると元気がなくわざと声のトーンを高くしていることぐらいすぐにわかった。その日は暗くなってしまったから私は

「暗くなったから帰るね!〝またね″」

と言ったそしたら君は

「〝じゃあね″」と言った

その「じゃあね」は一生の別れを意味していたのかもしれない。

その次の日

君は学校に来ていなかった

どうしたのかなと心配しLINEを送った

「なんで学校来てないの〜?体調崩した?」

いつもはすぐに既読がつくのに今日は10分経っても1時間経っても既読がつかなかった。私はおかしいと思い、

学校が終わったら君の家に行こうと思った。君の家に着き、インターホンを鳴らすといつもは君が出てきてくれるのに今日は暗い顔をした君のお母さんが出てきた

「◯◯くんっていまs...」

君のお母さんが暗い顔で泣きそうになりながら

「◯◯は今日の朝天国に行ったよ、」

と言った

お母さんが

「あなたって△△ちゃんかしら?」

「はい。そうです」

お母さんがポケットから一つの紙切れを出して私に差し出した

「これ、◯◯の部屋にあったの中を見ると△△へと書いてあったから、」

私はびっくりした。私に手紙を残してくれているとは思っていなかったから。

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