仲いいあの子のお漏らし

夜の星

2人だけの秘密

私は高校1年生の華蓮。今は大好きな親友愛奈と通学中である。


華蓮「今日1時間目から体育らしいよー」

愛奈「まじ?だるー」

華蓮「それな〜」

華蓮の心の声「さっきから愛奈の様子が変だな…体調でも悪いのかな」

華蓮「愛奈さっきから元気ないよ?体調悪い??」

愛奈「そうかな??全然大丈夫だよ!」

華蓮「ほんと?ならいいんだけど…」

華蓮の心の声「勘違いだったのかな?ずっとうつむいてるし大丈夫そうに見えないよ心配だな」

愛奈「心配ありがとね!」

華蓮「うん!なんかあったらいつでも言ってね」

しばらく話しながら歩いていると愛奈が

愛奈「言いずらいんだけどトイレ行きたくて、ここら辺トイレないかな…」

華蓮「え!?まじ?トイレか…なさそうだね。でももう少しで学校だよ!我慢できない?」

愛奈「実は家出る前から行きたくてでも電車の時間が迫ってきてたから行く暇なくて今までずっと我慢してて…」

華蓮「えそうだったの!気づかなくてごめん。私が早く気づいてれば駅でトイレ出来たよねごめんね」

愛奈「華蓮が謝ることじゃないよ!!こちらこそごめん。」

華蓮「今からでも駅戻ろっか。学校行くよりかは戻った方が近いし!」

愛奈「うん。いいの?ほんとごめんね」

華蓮「全然いいよ!戻ろ!」

学校の周りは田舎すぎてコンビニも公園すらもなかった。なので駅に戻るか学校まで行くかの二択しかなかった。

ここから駅まで15分学校までは25分もあった。

絶対駅まで戻ってたら遅刻だけど愛奈が我慢の限界迎えたら大変だったから戻ることにした。

華蓮「ここから駅まで15分くらいあるけど我慢できそう??大丈夫?」

愛奈「15分!?うちらそんな歩いてたっけ?」

華蓮「話に夢中だったから気づかなかったけど結構歩いたよw」

愛奈「まじかきついけど我慢頑張る…」

華蓮「無理しないで言ってねその時はいそいでトイレ探すか借りたりしよ!」

愛奈「うんありがと。」

私と愛奈は10分くらい歩いてもう少しで駅に着くって時だった急に愛奈が口を開いた

愛奈「華蓮、無理もう我慢の限界漏れちゃう…」

華蓮「あと少しだから!頑張って!!!!」

愛奈「ほんとやばいかも…」

華蓮「トイレここら辺なさそうだからどうしよう…近所の人に借りる??」

愛奈「借りるのははずかしいしやだ。。」

華蓮の心の声「どうしよう愛奈の呼吸も荒くなってきてるしほんとに限界なんだもう愛奈漏らしちゃうかもしれないなんで近くにないんだろトイレ田舎すぎるよここ…」

華蓮「駅見えてきたよ!もう少しだから頑張れ」

愛奈「うん頑張る…」

愛奈はすごく我慢してるんだろう額からは冷や汗が流れ出た。呼吸もさっきより荒くなってる漏らすのは時間の問題かもしれない。

周りからも「あの子大丈夫かしら」などの声が聞こえる

急がなきゃと思い歩くスピードを少し早めたその時、愛奈が急に立ち止まった。

華蓮「愛奈?どうしたの?早く行かないと漏れちゃうよ…いそご!」

愛奈「華蓮…ごめん。」

愛奈は今にも泣きそうな顔で華蓮を見た。

その直後ピシャパタパタパタと水がアスファルトにあたり跳ねるような音がしたと思ったら愛奈がしゃがみこんでしまった。愛奈の足元を見ると大きな水たまりが広がっていた。

華蓮「愛奈、もしかして我慢できなかった??」

愛奈は静かにうなずき泣きじゃくってしまった。

華蓮「愛奈ごめんね私が歩くスピード早めたりしたから…ほんとごめん大丈夫だから泣かないで」

と愛奈をなぐさめながら華蓮は担任の先生に遅刻すると連絡をした。

華蓮「このままだと風邪ひいちゃうしとりあえず駅のトイレまで行って着替えよ!」

愛奈「うんほんとごめんね。あ、でも着替えどうしよう…体育着も学校に置いてあるしこのまま行ったらお漏らししてるのがバレちゃうし」

華蓮「私の体育着貸してあげるから早く着替えな!」

愛奈「ありがとう漏らしちゃってごめんなさい…」

華蓮「大丈夫だよ!学校着いたら事情話してあげるから保健室行って下着とか借りな!」

愛奈「うん…でも怒られないかな高校生にもなってお漏らししちゃったから。。」

華蓮「保健室の先生もきっとわかってくれるよ!大丈夫大丈夫!」

愛奈「怖いからついてきて、お願い…」

華蓮「着いていくよ!当たり前じゃん!」

駅に向かっている時通りすがりの人から「えなにあの子高校生にもなってお漏らし??w」などと言われて愛奈はその度にごめんなさいと泣いていた。そんな愛奈を見て私は

華蓮「愛奈大丈夫だよ!私もこの間漏らしちゃったから!!高校生になって漏らしたのは愛奈だけじゃないから!!」

と私の失敗話をしながら励ましていた。

トイレに着き濡れちゃったものを拭いたり絞ったりして持っていたビニール袋に全て入れ体育着に着替えた。

こうして着替え終わった愛奈は華蓮と急ぎ足で学校へ向かい、保健室行って下着をもらい体育の授業に行ったのだった。

華蓮と愛奈は今日のことを2人だけの秘密ね!と約束し華蓮は愛奈が漏らしたのは誰にも言わないと誓うのでした。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

仲いいあの子のお漏らし 夜の星 @22323232

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

カクヨムを、もっと楽しもう

この小説のおすすめレビューを見る

この小説のタグ