そうだ、RPやらせよう

お書記様

お前らRPやれ

よしじゃあお前ら今からRPロールプレイして異世界救ってくれ

「おい待て」「は?」「????」「なぁ眠いんだけど」

そのままだ、RPで異世界救ってくれ。

あ、私はナレーターとしてお前らを導くからな、基本的に私情は入れないぞ。

「いやそれTRP…」

うるせぇお前だけえげつないデバフつけるぞ

「私情めっちゃ入るじゃん」「こわ」

もういいからとっとと今渡した紙に自分のキャラ書いとけ。

キャラは何でもいいぞ。あと職業も決めとけ…あ、死んだらめっちゃ暇になると思うからなるべく強くしとけよ?強すぎても止めるが。

「死んだらパチンコ行っていいか?」「おい既視感しかないぞそれはw」

早くキャラ決めろよ…ステータスはその時の状況と空気とノリで決めるから。

「何それ信用できないんだけど…」「持ち物は?」

持ち物は~ん~…後で決めよう!

「うわ、こいつ問題を先送りにしやがった」


さて、この文を見ているそこの諸君!あいつらは今キャラ作ってて私は暇だ。

そこで今から適当にいろいろと説明していくぞ!

私はまぁナレーターとして動くぞ。起きたこととかNPCの心情、戦闘の処理などをして伝えるのが私だ。

そしてプレーヤーには一切の制限を付けずに暴れてもらおうと思っているっ!

まぁ敵対存在もつられて暴れていくんだが…

彼らにやってもらうことはさっきも言った通りRPで異世界を救ってもらうことだ。

彼らがなんかしらの行動をするとき、それが誰でもできると言えないものならダイスを振ってもらう。んで、ダイスの出目が成功の値よりも下だったら成功、上だったら失敗となるっ!この場合のダイスは100面ダイスだな。要するにここにAがいたとして、まぁ金正恩と戦うってことになったとしよう。Aが金正恩より早そうだったら先に攻撃ができる。何をやるかは自由だが行動の内容やキャラ設定などによって成功の値は変わる。

Aが狩人という役職で銃を持っていてそれを使えるとしよう。…じゃあ出目75以下が出たら弾が当たる。とする


ふむ、45か。Aは金正恩に向かって銃を撃ち、腹のど真ん中に命中させた。あと一発で倒れそうだ。これでAのターンは終わり。次は瀕死の金正恩のターンだな。

金正恩は着ている軍服からおもむろに核爆弾のスイッチを取り出して、核をAに向けてぶっ放した!成功の値は~…95にしておこう。


おぉ、2か。1~5は奇跡的成功、95~100は絶望的失敗としてまぁなんかすごいことを起こす、内容を決めるのは私な?

んで、奇跡的成功か~…あ、じゃあAは日本国だったということにして日本に核を撃ってしまったが奇跡的に北朝鮮と北朝鮮の愉快な仲間たち以外の国が滅んだので問題は何もなかったということにしよう。

とまぁ、ただ単に私が好き勝手するRPだ、面白そうだろう?

成功の値もキャラの能力も私が気分で変えるからな。

「こっちの気持ちにもなってくれ…」「そうだよ…付き合わされてるんだから」

お前らキャラ作り終わったのか?

「おん、余裕よ」「もち」

んじゃあくそつまらんルール説明はここで終わりにしてそれぞれの自己紹介としよう。

「あいつ今自虐したな」「冷めるね」「ないわー」

お前らまじで超鬼畜にしてやるからな。

「いやだから私情入りまくってんじゃん」


さて、んじゃあ自己紹介してけ。突っ込みはその都度してやる。

「んじゃあ一番まともそうなキャラを作った俺から…

俺は天草あまくさ 葉月はづきです、医者をやっています。まぁ医者だと何かしら便利だから選びました…婚活とか。」

異世界行くって言ってんだろうが

「はいはい…んで、30の男、悲しいことに彼女はいないよ。頭はいい、容姿もいい。まぁやる気はちょっと無さげで猫背だからだらしなく見えるかも。」

ふむ…まともだな 「今のところは、な」

「そんでヤクザのボスやってます」

「「「??????」」」 おう、そう来たか

「昼は医者、夜は裏世界のボスって事ですね。」

「おい情報量えぐいぞ」「まぁ私よりましだけど」

ヤクザのボスか~…いいね、銃とか持ってることにする?

「あ、ほしいです。一番いい奴を頼む。」

「なんか聞いたことある言葉だなぁ」

んじゃぁ葉月はサプレッサーがついた拳銃を持ってるってことで。あ、あと医者だから医学はばっちりだよな?

「もちろん」

んじゃあ手当とかにバフやるわ。あとはまぁ…随時でいいか。んでそんなもん?

「こんなもんですね」「いやボスなのに独り身なのかよ」「たしかにw」

一番まともそうだな、ほか三人がとても心配だ。

「ですね」「だろうな」「うん」「先に言う、どんまい」


先に進みたくないが…まぁいい、次、誰か自己紹介。

「んじゃあオレで、オレはやまおとこ。職業は登山家だ」

「おいポケモン始まったぞ」「??????」「センスよwwww」

いやいや…そうきたか、流石に笑ったわ。続けて。

「歳は45、体形はやや太ってる…というかみんなが想像しているやまおとこでいいぞ」

「解像度くそ高いな」「異世界ってポケモン出てくる系ですか?」

ポケモンはさすがに出てこない。あ、持ち物でポケモン連れてくんなよカオスになる

「もうなってんだろ」

それはそう

「んで、オレは男に欲情して女に対してトラウマがあるから初めましての女と会ったらダメージ貰うってことで」

「「????????」」「すげぇ俺がまともに見えます」

まじかよこいつ自分から縛りつけたぞただのMじゃねえか。

「持ち物は縄とかキャンプ用品とか。あ、あとめっちゃ運動出来て五感が鋭いってことにできない?」

「やまおとこの見た目でめっちゃ運動できるの草」「ギャップに追いつけないww」

まぁ、そんくらいならいいよ。ギャップ萌えだね(?)探索とか得意そうないいキャラだなぁ…うん。

「医者兼ヤクザがまともに見えるってどういうことですかね」


さて、えげつないほどのカロリーを消費した自信があるが3人目行こう。

「次は私か。ドナルドトランプだ。政治家をやっていた。

 持ち物はアメリカ全土とトランプタワー、権力でいいか?」

なんも良くねぇキャラはまぁ見過ごすとして持ち物は全部アウトだアメリカを所有物にすんな早く逮捕されとけ。

「さすがにぶっ飛びすぎだろ…腹死ぬ」「ナレーター切れ気味じゃないですか」

「アメリカ無理かぁ…んじゃあせめて戦艦アイオワ」

馬鹿か?なぁ、馬鹿か?

「おい好み出てるって」「持ち物とは」「まぁ持てなくはない…んですかね」

…じゃあこうしよう。トランプのHPが1になる代わりに魔法の力で近くにアイオワを召喚させるってことで。ついでに魔法とか使えるようにしよう。

「政治家に向いてないだろwww」「あいませんねぇ…」「大判振る舞いじゃん」

「じゃあアメリカごと持ってこれないか?」

死んでもいいなら。

「アメリカなんていらねぇぇぇぇぇぇぇぇぇ」

「手のひらドリル並みにくるっくるだったぞ今」

じゃあ力の代償で暇があったらダイス振って、それが失敗したら逮捕ってことで

「くそでかいデバフついたwww」「妥当っちゃ妥当」

あ、逮捕は死亡と同じ判定な、要するに処刑。

「おい北朝鮮できたぞ」「きれいな伏線回収だぁ…」

政治家だしコミュ力はあるようにしとくぞ。よかったな。

「デバフが強すぎてw」「確率で死ぬ人が近くにいるんですけれど」

まぁトランプはトランプらしく散ってってくれ。


さぁ、やっと最後だ。私含め頭おかしい奴しかいないのか?

「自覚ありなんだ」「大丈夫ですか?病院紹介しますよ?」

「最後は僕だね。僕はバラン、スーパーで売ってる寿司に入ってる草みたいなあれだ。ちなみに動けない。よろしく。」

「おいwwwww」「?????」「プレーヤー3人になったんだが???」

おい人ですらねえじゃねえか、何ができんだよ。

「四肢を失った(もともとない)ので特殊能力ほしい。私にあうやつ」

んじゃあ特殊能力で近くの人の存在を消せるってことで。ほら、影薄いじゃん。

「中々に皮肉ですね…」「代償でかすぎだろw」「いや3なのは変わらんのかよ」

「ちなみに意思疎通はできるよ」

してもらわないと困るんだが?


これで4人…4人でいいか、4人の紹介は終了だ。長かった。

「ほんと長かった。」「疲れた、パチンコ行ってきていい?」「行かないでくださいよ」

いや本当に行くなよお前?…んで、お前ら4人には異世界を救うためにRPしてもらう。

「まぁ、やるかぁ…」「案外楽しいかもですよ!」「誰か私を運んでくれ、なんもないからなんもできない。」「私が運ぼう」

んじゃ、異世界に飛ばすぞ。

あ、あと言い忘れてた。

一人だけそん中に裏切者がいるから。よろしくな。

「「「「は??????」」」」」」」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る