地の文が多めのライトな硬派恋愛小説です。表現描写がとにかく美しく、分かりやすい。その上、笑える部分もある作品です。 三人称視点で進んではいますが、誰目線かが分かりやすい表現になっているため、とても読みやすいです。 物語はゆっくりと、でも着実に進んで行っている気がしますね。ありがちな要素がなく、全てが新鮮で、登場人物が多くないのも良い点です。 遠い2人の感情が、どこを通りどこへ向かいどこに着地するのか、ぜひご覧ください。
とにかく描写がすごい。学校、風、空の青さなどがくっきりと鮮やかに目の前に浮かび上がります。読んでいて癒されるような、すごく心地の良い文章にのめり込み、あっという間に読んでしまいました。