第7話 神の姿

「はい。お米。」

隼太は、本当に持ってきた。

「ありがとう。本当に持ってきてくれて。では、頂こう。」

お米が、石から、黄色い炎を上げて消えていく。

「本当にありがとう。隼太君。」

鎮魂堂の中から、一人の武者が出てきた。

「うわぁ!」

隼太は、一瞬驚いたが、その後は大して驚く様子も見せなかった。

「隼太君、今の飛騨を見せておくれ。勿論、変装はする。」

「うん。」

隼太は、この、「謎めいた武者」を、飛騨の街に連れ出すことになりました。

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