ワイダンジョンニテ散ル
「少年一つ聞きたいことがある」
「何ですか?」
「少年が配信者をしてるのは分かった、だか何故まだ高校生の少年が何故此処まで来たか教えてくれないか?」
少年は少し迷った様な表情をした後恥ずかしそうに
「試験の為です…」
「昇級試験を受けていたのか?」
「い、いえ違います…とあるクランに入りたくて」
クランかぁ……昔入ってたけど辛かったなー上下関係とか稼ぎの半分は持ってかれるし…
「クランか…あまりおすすめはしない」
「え…?」
「クランは上下関係はある上に新参だからと言ってパシリにされたり稼ぎはクランに納めねばならんし給料も安い場合があるクランの中で弱ければ虐めが起きる上にクランによっては共同生活を強いられる場合もある」
「へ…へー……(クランに恨みでもあるのかな……)」
「まぁ…場所によっては……マシな所もあるが…因みに何処のクランに入りたいんだ?」
「…笑いませんか?」
「いや…言いたく無ければ言わなくて良い」
「…西陵クランです」
「西陵………」
うわ…
お、落ち着け西陵でもまともな人はいた…例えば…
「あ、あの大丈夫ですか?」
「あ、ああ大丈夫だ少しな…」
人の心配出来る子が……どうしてあんな魔境へ…?妙だな?この謎を解明するべくワイはアマゾンの奥地へと向かった……
「西陵か…良いんじゃないか?大きい所だしな給料も良いはずだ」
「それで試験受けたんです筆記は受かったんですけど実技試験な1つで配信しながら下層の魔物を単独で倒さなきゃいけないんです………」
「………ほう?」
ん?もしかしなくとも?
「僕…負けちゃって助けてもらわなかったらどうなってたか……」
「待て」
「はい?」
「配信されてるのか?今」
「はい…そうですけど?」
オワッタ\(^o^)/
「もしかしなくても俺の発言がネットの海に放り出されたか?」
「そう…なりますね」
ふっ…\(^o^)/
「だ、大丈夫ですか!?」
その場で崩れ落ちたワイを励ます少年…オメェ…イイ奴だなぁ…うん!辛くない!全然!ネットにワイの存在が流れても!わりぃ…やっぱ…つれぇわ
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