第4話
「どんど焼きってさ、めっちゃ燃えるよね」
「お正月の飾りを燃やすやつね、畑でやってたね」
「なんでだるまは串刺しにされて火あぶりの刑に処されてるの?」
「処されてるわけではないと思うよ」
「割と上の方に竹で串刺しにされてて火あぶり感あるよ」
「ちょっと調べるね。えーと、どんど焼きとは、古いお札やお守り、正月飾りなどをお焚き上げして、神様を空にお見送りして、五穀豊穣や無病息災を祈るもの」
「ありがたいイベント」
「だるまは地域によっては燃やさないこともあるけど、多くのだるまはどんど焼きの供養で燃やします」
「供養か、燃やすことが供養になるの?」
「炎と一緒に空に帰すということなのかな」
「だるまは空から来たってこと?」
「だるまは仏教の偉い人?由来だから、インドから来たのかな?でも、帰す場所は空でいいんじゃない?」
「だるま、インドの坊さんだったのか」
「七転び八起きっていうくらいだし、物理耐性あるよ、串刺し無効だね」
「だるま、かなり強いな。供養無効!」
「供養は有効にしてくれ!」
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます