第4話

この章は、アタシとダンナが結婚したいきさつの説明から始める。


ダンナは、アタシと結婚したあとアタシの姓名に変えた。


その答えは、義父母とはなのだらけた性格にあった。


また、双方の実家の家族の心の姿勢が極力不安定だったので双方が不純な心づかいをした…


そしてまた、義父の酒ぐせが悪かった…


…にあった。


ふたりはお見合い結婚したが、ドサイアクだった。


今から3~4ヶ月前のことだった。


義父があちらこちらの店で7~8ヶ月分のツケを踏み倒して逃げ回っていた…


この時、うちの実家の家族が祖先代々が所有していた山を売った…


その大金で義父のノミ代のツケを肩代わりした。


そのご恩を返すために、ダンナはうちの家に婿養子ヨウシになった。


ダンナのきょうだいは、妹のはなと上に3人の兄がいた。


けれど、3人の兄は義父の酒ぐせが悪いことが原因でよその家に養子に出した…


だから、ダンナの実家に男の子がいなかった。


次に、はなが誠也と出会ったきっかけを話す。


ふたりは、勤労青少年ホームで出会った。


しかし、そのきっかけがものすごくいいかげんな形であった。


その原因は、はなが勤務している職場の直属の上司が言うた心ないひと言であった。


直属の上司は、はなに対して『君もそろそろいい歳なのだから…』と言うて寿退社ことぶきを強要した。


つまり、はなは直属の上司からにキョウハクされた形で勤労青少年ホームにイヤイヤ入会した。


直属の上司のキョウハクを受けたはなは、指定された期間内に結婚相手をみつけようとヤッキになった。


その結果、はなと誠也は超テキトーな形で出会った。


誠也もまた、直属の上司によるオドシに屈して勤労青少年ホームに入った。


はなは料理教室、誠也は軽スポーツ…で過ごした。


ふたりは、イヤイヤな気持ちを抱えた状態で結婚すると決めた。


その結果、ふたりは大失敗したことに気がついたけどもう時すでに遅しだった。


これより、ドラマはサイアクの局面に突入する。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る