第3話
時は夕方5時50分頃のことであった。
ところ変わって、ダンナの実家にて…
ダンナの実家の居間には、義父母とはなとはなの婚約者の男性・
この日は、
この日の夕食は、はなのお手製のローストビーフとポトフーとグリーンサラダであった。
義父母は、アタシとダンナに対して『今夜ははなの婚約者の男性が家に来るから、晩ごはんを食べにおいで…』と電話で伝えていた。
しかし、予定時刻に設定されている夕方6時が近づいたと同時に義父母の気持ちがひどくおたついた。
晴彦とよしえさんはどうしたのだ?
もしかしたら…
なんらかの事故に巻き込まれたのではないのか…
夕方のNHKのラジオニュースで松山市平田町の国道196号線で特大ダンプが横転した事故が伝えられた。
横転した特大ダンプの荷台に積まれていた大量の土砂が道路の片方をふさいだ…
それが原因で、付近の道路で
義父母は、ひどく心配になった。
義母は、ダンナのスマホに電話をかけた。
しかし、ダンナが電話に出なかのでものすごく困り果てた。
義母は、一度受話器を置いてもう一度かけ直すことにした。
不安な表情を浮かべている義父は、義母にたずねた。
「どうなっているのだ!?」
「晴彦が電話に出ないから困っているのよ〜…」
「晴彦は松山にまだいるのか!?」
「昼過ぎに
「困ったなぁ~」
義父は『晴彦がいないと晩ごはんが食べれない。』と泣きそうな声で言うた。
義母は、台所にいるはなに対して『アプリを使って、お兄ちゃんが帰ることができるルートを調べて…』とお願いした。
はなは、エプロンのポケットの中からファーウェイ(スマホ)を取り出したあとグーグルマップを開いた。
はなは、大急ぎで
はなは、
その後、ダンナのジーメールに送った。
おにいちゃん…
代わりのルートが見つかったよ…
はやく帰って来てね…
またところ変わって、ふたりが暮らしている市営住宅の一室にて…
部屋は、真っ暗になっていた。
アタシは、ダンナから間接的な暴力を受けたので気力を
もぬけの殻になったアタシは、床の上でうつ伏せになって寝ていた。
この時であった。
(ジリリリリン!!)
電話台に置かれているうぐいす色のプッシュホンのベルがけたたましく鳴り響いていた。
なんなのよ一体もう!!
思い切りブチ切れたアタシは、右手でほがそ(グチャグチャ)の髪の毛を思い切りかきむしりながら受話器を取った。
「もしもし…義母さま…えっ?…ダンナ…知らないわよ!!…ダンナは松山へ出張に行ってるけど…まだ帰ってないわよ!!…えっ?なんで来ないのって…はぐいたらしいわねクソシュウトメ!!うちはダンナの実家へは一切行かないわよ!!ワーッ!!」
(ガチャーン!!)
思い切りブチ切れたアタシは、強烈な声で義母をイカクしたあと電話をガチャーンと切った。
キーッ…
なんなのよ一体!!
思い切りブチ切れたアタシは、鏡台の前に行った。
鏡の前に座ったアタシは、右手で髪の毛を思い切りかきむしった
「キーッ!!」
(グシャグシャグシャグシャ…ビリビリビリビリビリビリビリビリビリ!!)
マゼンタのカーディガンとクリーム色のスカート姿のアタシは、カーディガンを思い切り破いて脱いだ。
(ビリビリビリビリビリビリ!!)
つづいて、下に着ていた白のブラウスを思い切り破いて脱いだ。
(ブチッ!!)
つづいて、下に着けていたハーフカップの白のブラジャーを思い切りちぎった。
その後、アタシは再び右手で髪の毛をグシャグシャとかきむしった。
「ぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすん…ぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすんぐすん…」
むなしくなったアタシは、頭を抱えた状態で激しい声をあげながら泣いた。
さて、その頃であった。
日中、いびつな職場イジメの被害を受けた
ところ変わって、旭町のハリソン(東芝・今治工場)の工場の近くにある焼き鳥屋にて…
その後、あちらこちらを逃げまわった。
その日の夜8時半頃のことであった。
カウンターの席に座っている
この時、
それが原因で、ひどい大ゲンカが発生した。
「コラ!!そこの若造!!」
「なんだよぅ…」
「オドレさっきおれがのんでいるホッピーに手でつけたな!!」
「のみてーのだよぅ…」
「オドレふざけるな!!」
(ガシャーン!!)
となりの席に座っていた男性客は、
その後、
「コラオドレ!!オドレのケツモチはどこの
「ふざけるな!!ぶっ殺してやる!!」
(ガシャーン!!)
その後、店内で大規模な乱闘事件が発生した。
それから60分後であった。
店の付近でパトカーのサイレン音が聞こえた。
その後、
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