十八筋目『性癖展開』

 こんにちは。俺も来たで、こっち側、舞竹シュウです。


 今回は『曇らせっていい、良くない?』について語っていきます。閲覧注意です。


 では早速、あなた方に愉悦のなんたるかを教えましょう(暗黒微笑)。

 曇らせは外からの負荷によって起こるものではありません。いえ、きっかけは外からの影響ですが決定的なのは、その刺激を受けて本人が自己嫌悪に陥ったりなど自罰的な思考をすることにあります。


 分かりやすい例を挙げるなら『進撃の巨人』のライナーとかですね。あれは舞竹ポイントが高い。しかも自己嫌悪に陥りながらも誰かのために再び立ち上がる、美しい、世界でこれ以上の芸術は存在しえないでしょう。


 ほかにも強力な力に目覚めて全てを守れると思った矢先に大切な人を失う。これもまたいい。『ガンダムAGE』なんかが代表例ですね。これのおかげで私は主人公の初恋の人が死ぬのが性癖になってしまった。


 少し主旨は違いますが、後は頼みます、的な展開も好きです。師匠や仲間キャラが悲劇的な最期を迎えて諦めたい主人公、だがほかならぬ死んだキャラから託された想いのために進み続けなければならない。いい(恍惚)。


 えーそして事前に【『灰』の異端審問官】を読んでくださった方はお気づきでしょう。あの作品の灰月仁くんが作者の性癖ハッピーセットになっていることに。そもそもあの作品を書こうと思ったのも灰月君を生み出せたことが原因ですし。ネージュだけなら書いてなかったよ。


 すみません、脱線しすぎました。ところでネット小説で曇らせってあんまりないんですよね。もっと素晴らしい文化だから増えてほしいんですが。あ、でも粗悪な量産品はダメですよ。そのキャラに向き合って何が一番効果的にダメージを与えられるかを一心に考えた愛のある曇らせを人は求めているんです!


 まぁでも、私は人が曇っている姿が見たいわけじゃないんだ、曇って泣いて失って、それでももう一度立ち上がって前を向いて進む姿が見たいんだよ。


 では最後にそんな作者の見たい展開がたっぷり詰まった物語、【『灰』の異端審問官】。面白いです、むしろ面白くならない訳がない。


 未読の方はぜひ読んでもらえると嬉しいです!


https://kakuyomu.jp/works/16817330667631810050


 

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