第三章 新しい仲間

 昼休み、僕たちはいつものように学食で昼食を取っていた。すると、一人の少年がこちらに近づいてきた。彼は短い黒髪と鋭い目つきが印象的で、少し無愛想な雰囲気を醸し出していた。


「君たち、昨日の入学式で見かけたな。」


 彼はそう言いながら、隣の席に座った。僕とアリスは驚きながらも、自己紹介をした。


「僕は神崎翔太、彼女はアリスです。」


 少年は少し黙った後、口を開いた。


「俺は佐藤剛。よろしくな。」


 剛は無愛想ながらも、僕たちと話をするうちに少しずつ打ち解けてきた。彼は戦闘系の魔法に長けていて、特に攻撃魔法が得意だということがわかった。


「お前たち、攻撃魔法はどうだ?」


 剛が尋ねると、僕とアリスは互いに顔を見合わせた。


「まだまだだけど、少しずつ慣れてきたかな。」


 剛は頷きながら、僕たちにアドバイスをくれた。彼の言葉は的確で、とても役に立つものだった。


「困ったことがあったら、いつでも言えよ。」


 その言葉に、僕たちは感謝の意を示した。新しい仲間ができたことで、僕たちはさらに心強く感じた。

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