パラレルリンクストーリ
@kamikadoyuuna
1章
1話
激しい痛みで目を開ける。自分の上に何かがある事は分かるが、生き物なのか荷物なのかが分からずその何かをどかそうと右手を動かそうとして同時に首に痛みを感じたまま、俺(神山 蒼)の意識が無くなった。
カーテンから差し込む眩しい太陽の光に嫌気がさし、俺は目を覚ました。寝起きで普段ならゆったりとしか動けない俺なのだが、何故か目が覚めると同時に飛び起きると鏡の前に行き自分の姿を確認していると
「お兄ちゃんってナルシストだったの?」
朝の第一声が悲しいことを言っている妹の紅羽がドアを開けてこっちを見ていた。
「俺はナルシでは…」
「朝ごはんできてるから」
俺の言葉を遮りながら伝える事を伝えたからなのか自分の部屋に入って行ってしまった。少し悲しい気持ちになりながらも着替えを済ませリビングに行くとそこには朝ごはんという名のシェイカーに入った液体とカップ麺が置いてある。そう、紅羽は全く料理が出来ないだけど朝が苦手な俺のために準備してくれていることをありがたく思っていると玄関の方から「行ってきます」と紅羽の声が聞こえ俺も学校に行くための準備のため朝飯を食べ、荷物をまとめ両親の遺影に「行ってきます」と一言言い玄関から出ていくのだった。
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