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感想の感想への応援コメント
今年もお疲れ様でした。また、今年もお世話になりました。
カクヨム甲子園2023の結果が出て、1週間。
最終選考に選ばれなかった悔しさは、徐々に結果を受け止める気持ちへと変わり、そして、「ああ、私の青春は終わってしまったのだな」という実感が湧いてきました。
カクヨム甲子園の期間中、snowdropさんがリアルタイムに感想を書いてくださっている時期に、お礼を伝えられたらよかったのですが、なかなか機会が作れずにいました。すみませんでした。
機会を作れず、と書くと、言い訳みたいに見えるかもしれません。
実際、応募作品数を増やすよりも、snowdropさんのご指摘の通り、推敲し、ブラッシュアップする時間を作るほうが大事だった、と、すべてが終わってしまった今、本当に今更ですが考えます。
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高校3年生、高校生最後、もう二度とない青春。
そう考えた時、私は、カクヨム甲子園以外の小説コンクールにも作品を応募することを選択しました。今、思えば、愚かな選択ですが。
カクヨム甲子園以外で、自分の実力を試したくなったのです。カクヨム甲子園に対する甘え、自分の評価に対しての慢心があったのも否定できません。
次も必ず受賞できる。
別のところでも、私は評価される。
小説だけでなく、俳句や短歌のコンクールでも、昨年度は評価されたので、そのせいもあってか、根拠のない自信に満ちていました。家族や親戚、周囲の大人にも「“次”も、あなたならできる」と言われて、それも自信に繋がりました。
その“次”というのが、確かなものであると、誰も保証なんてしてくれないのに。
2023年、夏。
小説、俳句、短歌と、3つの異なる分野で、多数の作品を創作しました。
推敲もせず、ただ感性の赴くまま。
思い返せば、当時は焦りもあったのだと思います。
評価されなければ、自分に価値はない。
これからの生涯、ずっと他者に評価される。
成績や実績、取り組んできたものと、それに対する態度。そのときどういう思いで取り組んだかとかではなく、何を成したか、どういう結果を残したか。そこに、頑張ったで賞はない。
ただでさえ『通信制高校』の生徒、というだけで、高校生活で何をしてきたかを人一倍見られるのだから。それも、偏見の目で。
何かしなければ、何か成さなければ。
そうでなければ、私に生きている価値はない。
本気でそう信じ込んでいました。
入選の数と、その順位の大きさが、当時の私にとって、自分の価値をあらわすすべてでした。
そして、推敲も甘く、レーベルカラーも考えずに、多くの作品を創作することだけを考えて、そのためだけにこの夏のすべてを賭けました。
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カクヨム甲子園2023では、最終選考にも残らず中間選考突破のみ、という結果にはなりましたが、そのすべては私の慢心が起こしたことです。
snowdropさんに注目していただいていたのも、知っていました。
書いていただいた感想も、すべて読んでいます。
今回の作品を読んで、snowdropさんがずっと私を見守ってくださっていたことを知りました。それを私が、私自身の慢心のせいで、裏切ってしまったことも。
snowdropさんの熱意に応えることができず、申し訳ございません。
そして、期間中ずっと見守ってくださり、ありがとうございました。
高校3年生、高校生最後、もう二度とない青春。
もう取り戻せないこの青い春のことを、私は二度と忘れません。
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長々と失礼いたしました。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます🙇
作者からの返信
読んでいただきましてありがとうございます。
こちらこそ沢山の作品を読ませてもらえて、ありがたく思います。
百戦して百勝するというわけにはいかないものです。
自分を顧みることは大切ですが、卑しめる必要はないと考えます。
一般的に一次選考をするのは作家や元編集、編プロの人たちです。
通過するのは、商業ベースで考えても小説の体をなした作品だけ。
応募数から九割が落とされる中間選考作品の中、ヤチヨリコさんの作品は七作品も選ばれています。
商業ベースの小説を書く力がある証しであり、誇っていいです。
「カクヨム甲子園以外で、自分の実力を試したくなったのです」良いことだと思います。カクヨム甲子園だけが小説の賞ではありません。
小説家を志すならば、小説の新人賞に受賞する。そのためにも、他の賞に挑戦してください。
根拠のない自信を持つことには、無条件で「何事にも挑戦できる」「自分ならできる」と信じられることであり、今の自分をプラスへと導けます。
根拠がなければ自信がわかないのならば、未体験のものに挑戦することができません。
世の中、調子に乗ってるくらいのほうが上手くいくこともあります。
私に申し訳ないと思うのは構いませんが、思わなくてもいいですよ。
偉くもない人間が偉そうなことをいっているだけに過ぎません。
役立つことがあれば参考にし、そうでなければ読み流していいのです。
確かに、次の保証は誰にもできません。神様ではないのですから。
受験勉強や試験、競技などと同じように、ただ頑張れば、努力すれば、時間をかければ結果が出るものでもありません。
上手くいかないときは、何かが足らない場合が多いです。
知識なのか情報か、やる気や体力、時間などなど。
人が上手くいかないときというのは、新たな課題が提示されるときです。
青い春を忘れないのは構いませんが、今回の体験は、次に自分が乗り越えていく課題だと思ってみてください。
たしかに高校三年間の時間は残り少なくなったかもしれません。
今ほど将来を真剣に考えなくてよく、使い道のないエネルギーに溢れ、根拠のない自信があり、何でもできると思えた時間を「青春」と呼び、当事者のためでなく当事者でなくなったときに使われる言葉なら、二度とはないでしょう。
ですが青春とは、人生の一時期ではなく、心の持ち方をいいます。
春は夏に繋がる土台を作る季節であり、その先の人生のために青春があると考えます。
ヤチヨリコさんは、青春の只中にいるのです。
まだ終わったわけではありません。
これからも、自分にしか書けない話を紡いでください。
遠くない未来に自作を世に広め、あの日々があったから今があるのだと誇らしく懐かしむためにも、「何故書くのか」明確に目的を持って励まれてください。
ありがとうございました。
感想の感想への応援コメント
まずはお疲れ様でした。
今年もとてもお世話になりました。
snowdropさんからいただいた感想の数々は、今でも時折見返しています。
この素晴らしいご縁に感謝するばかりです。
来年もよろしくお願いいたします。
作者からの返信
読んでいただきましてありがとうございます。
恐縮です。
偉そうなことを書いてますけれども、あくまで一つの感想です。
書き方が上手くなるのと、応募先が求めている作品がどんなものかを知ることの二つが大切です。
レーベル先のカテゴリーに合わない作品は、いくら間口の広い応募先でも通るのは難しい。
高校生だけが参加できるカクヨム甲子園に限ったことではないですが、いまを生きる作家の感性も、作品には大事だと思います。
いわゆる、こだわりですね。
時代性や目新しさも大事。
どこかで読んだものや、前年に受賞した作品と展開や内容が似ているのは、選ぶ側としても選びにくい。
みんなが書いていない題材を書かないと、似た作品に埋没してしまいます。
大賞は難しいですね。
来年もですか……考えます。
ありがとうございました。
感想の感想への応援コメント
今年も大変お世話になりました。
カクヨム甲子園は残念ながら悔しい結果となりましたが、snowdropさんからいただいた感想等を踏まえて分析し、来年も良い作品を書いて応募しようと思っています。
また、小説推理新人賞に応募した「重なる」に対する感想を書いてくださったことも本当にありがたかったです。
まだまだ未熟な私ですが、これからも創作活動に一所懸命励んでいきますので、よろしくお願いします。
作者からの返信
読んでいただきましてありがとうございます。
醍醐潤さんは、きちんと調べて書かれるので、リアリティーのある作品が書けると思います。
大きな謎と小さな謎、二つを用意して、話が進みながらこの二つが絡みあい、読者の予想外な展開の末に、予想通りの結末にたどり着く。
ジャンルを一つにするのではなく、たとえばミステリーにホラー、恋愛要素をまぜたファンタジーを描いてみる。現代でもいいですし、SFを取り入れるなど、複数混ぜてみると、他の人との差別化ができます。考えてみて下さい。
何故書くのかがわかっていれば、書き続けていけるでしょう。
ありがとうございました。
感想の感想への応援コメント
2023年のカクヨム甲子園で物凄く励みになる感想等をありがとうございました。
2023年のカクヨム甲子園の結果は残念な結果でしたが、時間をおいて、2024年のカクヨム甲子園に向けて執筆をし始めた頃に、自分で振り返ってここに感想を書きたいなと思っていました。
カクヨム甲子園に初めて参加してみて、同年代の人たちの高度な創作技術や発想力に凄さを感じ、自分は一人でも読んでくれる人がいたらいいなと思っていたところ、snowdropさまから丁寧な感想をいただくことができて、何度も読み返していました。今でも読み返しています。
感想をいただくことができて、2024年のカクヨム甲子園では、自分の強みを考えてみて、活かせるような話や、こういうテーマで書いてみたいなどと前向きに考えてることができています。
創作活動をやっている上でとても励みになっています。今では公募にも挑戦してみようと思っています。勇気を持てるきっかけをいただけて本当にありがとうございます。
どうか、無理をし過ぎずに、体調を大切に過ごして下さい。
作者からの返信
読んでいただきましてありがとうございます。
恐縮です。もっとうまい感想の書き方があるのではないかと悩みながら、毎日書いていた覚えがあります。
素直にいい作品だと思いました。
前向きに考えて創作されているようで、なにかしらの力になれたのならば幸いです。
カクヨム甲子園に応募される作品は、児童文学の新人賞に応募したらどうなのだろうとよく考えます。
カテゴリーが似ている気がします。
もちろん、ラノベのレーベルにあった作品もみられます。
いまは、応募先がたくさんありますので、挑戦するのもいいと思います。
そのときは、募集要項をよく読んで守ってください。文字数オーバーしないこと。あらすじは最初から最後のオチまで、起承転結で書いてください。
受賞作品の書籍を読むなり調べるなりして、どういった作品が選ばれているか把握してください。
自分の作品が棚に並んだとき、歴代の作品と並んでも違和感がないのなら、出してみてください。
少なくとも前年の受賞作品と似た話は書かないように。
勉強も大切です。
体験が創作する上で大切な種であり、肥やしでもあるので、高校生活を堪能しつつ、糧にしてください。
ありがとうございました。