第二十三話 ラッキーラビットのおすすめ店舗
いや、堪能した。
久しぶりの焼肉食い放題。もうお腹いっぱいになるまで食べまくったよ!!
カルビ、ハラミ、ホルモン、牛タン、ボンジリ……。海鮮物も頼めたから、ホタテやイカ焼きも食いまくった。
今回は五千円のコースにしたから、初めて特上カルビと極上ハラミを頼んじまったよ。あんなに旨かったんだな。
「いや~、満足満足!! ……予算はまだまだあるし、今月はもう一回くらい行ってもいいかもしれない」
その気になれば毎日通える額を持ってるけど、こういうイベントはたまだからいいんだよな。
急に生活を変えるといろいろおかしくなるきがするし。
バスを使ってもよかったんだけど、なんとなく徒歩で帰ってたら寮の近所に見慣れない店が……。
「最近ここを通ってなかったけど、こんな所に大きな八百屋が出来てたの?」
コンビニの跡地が八百屋になってた。って、割と見ない変化だぞ!!
逆だったら割とあるんだけどさ……。
「バナナに蜜柑にイチゴ……。ハウス栽培のスイカまである……」
流石に四月にスイカは早い気がする。スイカは梅雨前の方が甘くておいしいとは聞くけどさ。
なんとなくだけど、俺を此処に導いた奴の正体が分かった気がするぞ。
幸運のウサギだもんな、この位朝飯前か~。って、もう晩飯済ませた後だけどな!!
「特殊インベントリに入れてる限り腐らないみたいだし、いろいろ買って帰るのもいいかもしれないな」
キャベツにレタスにブロッコリー。こんな時期に何故か売られてるトウモロコシ……。
豆苗もいいかな? 他にも蜜柑とか……。
お、マンゴーとかパイナップルなんかの輸入品も割とあるな。それに高級冬菇まである。ドライフルーツとかの加工品もありか。
ミックスナッツやクルミ。アーモンド……。
「調子に乗って買ってたら万札で支払う羽目になっちまった。でも、これでしばらく野菜や果物は買わなくていいだろ」
ウサギ用の食糧庫にも大量に保管したし、あとはこの量がどの位で無くなるかだよな。
ここは寮からも近いし、少なくなったらまた買いに来ればいいか。季節の果物とかもあるし。
「さて、家に帰ってステータスでも振るかな」
最終的にいくらレベルが上がってるのかを見てないし、ポイントがどの位増えてるのかも見てないんだよね。
◇◇◇
帰ってきて早速ステータスカードを確認して驚いた。
レベル三十。ステータスポイント八万六千十七、って前回残った一ポイント引いて八万六千十六ポイント?
……そうか【無色】が増えたから入手ポイントがまた倍になったのか。
という事はスキルポイントも倍入る訳だ。あっちはもう【無色】以外にポイントを振るスキルすらないけど。
スキルポイントは前回の六ポイント残りを入れて六千百五十。こっちはほとんど残るだろうな。
ステータスポイント八万六千十七を三で割ると二万八千六百七十二。そして今回も一ポイント振りきれずに残る訳か。
どう振り分けるか……。
◆◆◆
【名前】
【性別】 男
【種族】 人間
【レベル】三十
【クラス】ヒーロー(冒険者)
生命力 一万五千六百六十/一万五千六百六十
魔力 一万五千六百五十六/一万五千六百五十六
筋力 五千四十六
氣力 五千四十二
知力 五千四十二
賢力 五千四十二
速力 五千四十二
運 五千五百七十二
【次のレベルまでの必要経験値】三千十七万五千五十六
◆◆◆
こんな振り方にしてみた。
一気に上がったから運でプラスされるステータスポイントをかなり損してる気がするけど、ここまで上がればそこまで影響でないだろうな。
というか、生命力も魔力も五桁なんだけど……。
スキルは無色に三百八十四ポイント入れて無事にカンスト。五千七百六十六ポイント残った。
隠しカラーは残り一色。それもかなりポイント必要だろうし、その時に使うだろ。
「他にも入手可能なスキルがあればいいんだけどな。必要なスキルはほぼ揃ってるけど」
攻撃系はもちろん、バフ系も凄いぞ。何もしないでも攻撃や回避に補正もついてるし、ステータスが高いからいろいろ耐性も高い。
というか、筋力や知力が異常な数値だから、多分普通のボス系だったら何位で攻撃しても一撃だ。
「配信はじめていいかも。負ける事は無いだろうし、どんな装備でも戦える」
問題はどんな格好にするかだけど……。
侍? もしくはオーソドックスな騎士スタイル?
魔法使いや忍者もいいけど、戦いやすそうなのは侍系?
素顔を晒すのは流石にハズいし、変に騒がれても困るしな。……明日、あの商業ダンジョンで色々探してみるか。
「しまった!! ダンカが無いから新しいアプリが購入できない!! スマホ用のポイントカードも買い忘れてたし」
どっちかあれば買えたんだけど、残念ながらアプリの切り替えはまた後日にするか。
配信時にあのアプリで敵をアナライズしたりするのはホントに頭が痛いし。
逆に受ける? いや、流石にそれは無いだろうね。
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