第11話
桃太郎の昔話を聞いているといつも思うのだがなぜ桃から生まれたのだろうか。
普通に考えておかしいと思うのだが。
その疑問をぶつけると
「それはあれだよ。桃太郎って名前がカッコイいじゃん。だからだよ」
とのことらしい。
意味がわからん。
めでたしめでたし
桃太郎は鬼ヶ島に向かっていた。
途中お婆さんに会いました。
「これをあげるよ」
と言って渡してきたのはきびだんご。
「ありがとうございます。ではさっそくいただきます」
と言って食べるとみるみると大きくなり立派な姿になりました。
「ありがとうございます」
と言って別れました。
そしてしばらく歩いていると今度は犬に出会いました。
「こんにちわ」
と桃太郎が挨拶をする。
「やあ、君は誰だい?」
「私は桃太郎と言います。よろしくお願いします」
「そうかい。僕は犬。こちらこそよろしくね」
そして桃太郎はまた歩き出しました。
すると向こうの方から1人の女性が歩いてくるのが見えました。
その女性は桃太郎を見るなり
「きゃー!!変態よ!」
と叫び逃げていってしまいました。
それを聞いた周りの人達も
「おい!あいつが例の変人だってよ」
「本当ね」
「あんな格好をしてるなんて頭おかしんじゃないかしら」
などと口々に言いました。
「くそう。どうしてこんなことに……」
そう呟いた次の瞬間。
「キャアァッ!!」
という悲鳴が聞こえてきます。
どうして彼はこのような事になったのか
実はお婆さんに貰ったきびだんごで立派に大きくなったのは
下半身のある場所だったからです。
めでたしめでたし?
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