第9話
これは、ある男の物語である。
彼がどうしてこうなってしまったかというとその生い立ちから説明しなければならないだろう。
彼が生まれた家は裕福ではなかった。
それどころか貧乏で食うものに困るほどだったそうだ。
彼の名前は浦島太郎。
沖に漁にでた時大きな亀を見つけて助けたらなんと中から玉手箱が出てきた。
開けてみるとなんとそこにはおじいさんの姿があった。
ただひとつ違ったことは髪が真っ黒になっていたことだ。
なんでも長生きしてほしいという願いを込めて髪を黒く染めさせたのだという。
まぁ結局中身は何の効果もない偽物の薬だったそうなんだが。
しかし、それからの生活が一変したものになった。
まず家に帰った途端皆が泣いて喜んでいた。
理由は簡単。
それまでは両親と妹と暮らしていたが病気になってしまい余命幾ばくも無い状態になってしまったからだ。
そこで父は母と妹の治療費を稼ぐために出稼ぎに行くことにした。
そこでたまたま船に乗る機会がありそこに乗っていた商人が王のお城まで案内してくれたので無事家族に会うことができた。
家族はとても喜んでくれた。
特に父なんかは涙を流しながら抱きしめてくれたので照れ臭かったのを覚えてる。
めでたしめでたし
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