〇〇は粗末にするな
ネオミャウ太
短編
「エッン…マッ。会いたかったよ」
と俺はいつも通りエマに大袈裟に挨拶をする、するとエマは笑いながらいつものように
「ソウマ、いつも思うけど、何その挨拶」
と返してくれたので俺はいつも通り
「エマへの愛を込めて挨拶したのさ、じゃもう一度、エッン…」
と言おうとしたところ、エマは笑いながら
「もういいから、行こう」
と言ってきたので、俺はエマと手を繋ぎデートする事にした。
エマとのデートが終わり、俺は
「やだやだ、今日は帰りたくない」
と冗談っぽく言う、するとエマは笑顔で
「ハイハイ、今日は帰ろうね」
と返してきたので
「ちぇー、今日はイケると思っていたのに」
といじけた振りをして言うとエマは笑顔で
「いじける、そんな悪い子はさっさとかえろうか」
と母親が子供を叱る様に言う、そんなエマを見ながら俺は可愛いなと思いつつ
「分かったよ、ママ、帰るよ、また日曜日にね」
と言うとエマは笑いながら
「誰がママだ、じゃソウマ、また日曜日にね」
と言うと、俺たちは手を振りながら別れた。
俺はエマと別れた後、一人で帰っていると、突然スマホが鳴った。
俺はエマからかなとワクワクしながら画面をみるとそこに書いてあった名前は遊びで付き合っていたナオミだった、俺は面倒だなぁと思いつつも突撃されたら困るなと思い出る事にした。
「もしもし、ナオミなんか用」
と電話に出るとナオミが
「もしもし、ソウ君、次の日曜日、遊びに行かない」
とデートの約束をしてきたので、本命の彼女が出来たからもうお前らは用済みなんだよなーと思いながら
「あっ、ごめん、その日バイトだわ」
と断るとナオミはキレてる様な口調で
「ソウ君、この前から、遊びに誘うとバイトって言っているよね」
と言ってきたので俺はテキトーに
「ごめんごめん、でも、バイトが忙しくてさ文句言うならバイト先に言ってくれない」
と言うとナオミは寂しそうに
「そうだね、ごめん、バイトだもんね、暇な日出来たら教えてね」
と言ってきたので俺はそんなの二度と来ないかもねと思いながら
「分かった、分かった、休みの日があって教えるよ、それじゃバイバイ」
と電話を切った。
ナオミとの電話が終わり、家に帰っているとスマホが鳴った。
スマホの画面をみるとそこには、一晩の付き合いで彼女気取りのイチカの名前があったので俺は出る事にした。
「もしもし、イチカ、どうした」
と電話に出るとイチカは
「もしもし、ソウちゃん、次の日曜日、デートしない」
とデートの約束をしてきたので、俺はバイト先の人にバイトって断れないからなぁと思いながら
「実はさ、次の土日さ、実家に帰ろうかなと思ってさ」
と言うとイチカは嬉しそうな声で
「私をご両親に紹介してくれるの?」
と変な事を言ってきたので、こいつやだなと思いつつ冷静に
「いや、まだだろう両親に紹介するのは」
とテキトーに受け答えすると
「そっか、まだ早いよね、でも、いつか、ご両親に紹介してね」
とうざい事をイチカが言ってきたので俺は心の中で無理と笑いながら
「分かってくれた、じゃそろそろ電車来るからじゃあね」
とテキトーに切り上げて、電話を切る。
イチカとの電話が終わり、家に帰っているとスマホが鳴った。
スマホの画面を見てみるとそこには、チョロそうなので付き合ったフルカの名前があったので俺は出る事にした
「もしもし、フルカ、なんか用」
と電話に出るとフルカは
「もしもし、先輩、今度の日曜日空いてますか」
と緊張している様な声で喋っていたので俺は
「ごめん、実は忙しくてさ」
とテキトーに答えるとフルカは緊張している様な声で
「忙しいんですか、分かりました」
と物分かりが良い発言をしてくれたので、便利で良い子だなと思いながら
「ごめんね、暇な時できたら言うから、それじゃバイバイ」
と俺は言い、電話切った。
フルカとの電話が終わり、俺は自宅につき次の日曜日が待ち遠しく思いながら休む事にした。
日曜日になり、俺は準備を完璧にし集合場所に向かう事にした。
集合場所に向かっている途中後ろから刺される様な視線を感じたが気にせずに向かう。
集合場所に近づき、歩いていると背中に何かが当たった様に感じたが、気にせずに俺は集合場所に着き、エマを待った。
待っていると、すぐにエマがきて、俺はエマとの思い出を思い出しながら、エマに向かっていった。
〇〇は粗末にするな ネオミャウ太 @neomyuta
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