【第一章:田畑太一郎(3)】
「あ、そういえば・・・」と、田畑太一郎が
「ついこの前も真中さんに会ったんですけど、
「例の話って、日本からアメリカに来て研究をしている女性研究者の
「ええ、それです。真中さん、ぜひ自分も
「今月中か・・・。ちょっと急だね。座談会の参加者もまだ一人も決まってないよね。仮に真中さんが参加してくれるとしても、今月中にやるのは少し
「そうですよね・・・。ちなみに、参加者が何人くらい集まれば座談会って出来ますか?」
「うーん、ケースバイケースかな。まあ、三人いれば何とかって感じだけど。」
「え、3人でいいんですか?真中さん、参加してくれる人はあと二人は見つけられそうって言ってましたけど。」
「え、そうなの?じゃあ、彼女と彼女の知り合い2人でやろうか。」
「
「いや、司会は男性でもいいと思うよ。あ、そうだ。せっかくだから田畑君やってみてよ。
「え、いいんですか?」
「うん、大丈夫だと思うよ。」
田畑太一郎は、思いがけずに大きな
「ありがとうございます!
「よろしくね。何か
「あの・・・。」
立ちあがろうとした渡邉哲郎に、田畑太一郎はここ
いつもなら、渡邉哲郎が話を
「どうしたの?何か
ここ数年、インターネットの一部でまことしやかに
その研究機関の
そこでは研究を進めることが何よりも
よくある
「ガーベラ」に関する内容をインターネットで
渡邉哲郎たちが
「えっと・・・」と、田畑太一郎は何から説明しようか少し
「『ガーベラ』ってご
「ガーベラ?えっと、花のことかな。名前は知ってるけど、どんな花かとかは全然知らないんだ、ごめんね。僕はあんまり
本当に知らないのか、それとも単に
「いえ、花のことではなく、インターネットで
ピロリロリロリン、ピロリロリロリン・・・
そのとき
「ハァロォー」
渡邉哲郎は1分も
残された田畑太一郎は、
「ま、『ガーベラ』のことはまた別の機会に聞くことにしよう。とりあえず座談会を
ドーナツ屋から
(「第一章:田畑太一郎」終わり)
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