第11話 180kmストレート
第11話 180kmストレート
鴻峯商事の社員さんに野球マニアが居て
180kmのストレートをブンブン投げる
漫画みたいな野球小説を書いて欲しいとせがむのだが
2024年の06月に梓書院から刊行される新作に
神速174kmを投げる
ノートン・ファストフィスターと言う外国人投手が
登場することは一応伝えた。
書斎のノートパソコンに収録された原稿なので
明日開示することも叶うのだが
販売促進につながるのなら
伝家の宝刀扱いでいいや、と。
あと、20分したら今日の執筆はお終い。
もっと、命を軽んじた手記になると思ったが
きっかけと言うか模倣のスイッチになるとおおごとなので
極力どう言う自死に挑んだかはぼかすことにした。
死にたい……くらいじゃ死なないって言うけど
あとはタイミング次第だったりする。
逆に階段でこけて大怪我する人も
足の裏の動かし方次第では
ヒヤリハットで済むこともあるだろう。
大怪我も、間一髪も僅かの誤差の間で揺蕩っている。
生還論……大怪我をしたから、俺はデスクワークに着目して
パソコンに執着したから職業作家になった。
もっと賞レースで勝たないとねって、気安く背中を叩かれたが
賞レースは一回制したら勝ち組の部類だろう。
あとはその後に、注目に値する次回作を書けるか否か。
日本で一番売れた恋愛小説家は
後発作品が出せずにスランプに喘いでいる。
誰とは言わないし、再起を心から応援したい。
大生還論にするには、サクセスの積み木をもっと積まないと。
こんな所じゃ終われない。成功は、我と共に。
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