偽りの華は宮廷に咲く

和泉 桂/角川ビーンズ文庫

人物紹介

はく永雪えいせつ憐花れんか

暘国北の国境付近の寒村、牟礼で暮らす少年。

凄腕の碁打ちの父とふたり家族だったが、国王暗殺未遂で父親が処刑され、真実を知るべく官女「憐花」として宮廷に潜り込む。


ぎょう飛天ひてん

後宮の劇団の戯祥作者。口髭とあごひげをたくわえた、妙に顔立ちの整った男。

なぜか妃嬪の一人、祥妃と面識があるらしい。


しょう憂炎ゆうえん

三品の官位を持つ若き宰相候補。

有力貴族の祥家出身で、姉は妃嬪でもある。

市井でも有名になるほどの美貌で、国王陛下の幼馴染でもある。


祥妃しょうひしょう宝姫ほうき

愛らしく美しい、身分による差別をしない賢さと優しさを兼ね備えた憂炎の姉。

三人目の妃嬪。


しょう夏雨かう

薬園づきの少年宦官。

書物庫づきに異動になり、憐花と親しくなる。

どんぐり眼をきらきらさせた、素直で優しい少年。

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