お寺で犬・猫の譲渡会(京都)

【2024年(令和6年)2月12日】


主催する団体の代表さんによれば、

「お寺での犬・猫の譲渡会は全国でも京都が多い」


お寺の数が多いこともあるでしょうが、お寺さんが身近である土地柄もあるでしょう。


でも、実はお寺の数って、全国的にもコンビニよりも多いんですって!

(法人ではなく、施設としてのお寺の数。無住職寺も含む)


お寺って元々は開かれた場所なんです。

昔は今でいうコミュニティーセンターみたいな役割も負っていましたから。

例えば寺子屋とかそのものずばりの言葉ですが、落語や講談、文楽などの娯楽も定席じょうせき(常設の寄席よせ)はお寺さんからといわれています。


葬式仏教にしてしまい、お寺を近寄りがたいものにしてしまったのは過去の日本仏教が悪い。

そもそも「お経」も死者へ手向けるものでも、魔よけのおまじないでもありません。


生きづらい世の中をどう生きるか。

心を軽くするにはいかなる考え方、過ごし方をすればいいのか。


って、そういう哲学的なものですから。


その考え方からすれば、修練道場のお寺さん以外なら、開かれた場所となるのはむしろ自然なことです。


今はまた若いお坊さんを中心に、全国でも様々な催し、みんなに来てもらおうとするお寺さんも増えています。

無住職寺も多くなっていると聞きますが、生きづらさを抱えること多い現代こそ、お寺さんがそれを少しでも救う場所になってほしいです。


お寺に強盗なんてニュース、実は昔からあることとはいえ、もちろんそれは治安の悪い過去の話のはず。今でもそれはいかにも世知辛い。優しい場所が増えてくれることは誰もが望むことのはずなんですが。

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