ちっち と もっぴ
来ノ宮 志貴
ちっちともっぴ いいとこさがし
「カフェ ひなたぼっこ」は
ねこさん
あたたかな ひるさがり。
2
お店のイスで、まぁるくなっています。
ふたごの
しろねこの ちっち と
みけねこの もっぴです。
2
きのうの よるは、
まったく
そうしたら、
「このイス かたいなぁ」
「もっと いいとこ、さがしにいこうよ」
ちっちともっぴは、
お
お店の キッチンに
お父さんが
コーヒーを いれています。
ちっちともっぴは お
ぴょん ぴょんと とびのりました。
うん、なかなか いい
ここで お
でも、
「おじゃまですよ」
ちっちともっぴは
お
ぽい ぽい、と
おろされてしまいました。
ざーんねん。
でも、ちょっと
お
オーブンで アップルパイを
ちっちともっぴは
お母さんの
ひょい ひょいと もぐりこみました。
うん、すっぽり いい
ここで お
でも、
「おじゃまですよ」
ちっちともっぴは
お
ぽい ぽい、と
ざーんねん。
テラスに でました。
お客さんが いました。
ヤマアラシのおばあさんです。
ぽかぽかと
ちっちともっぴは、
ヤマアラシのおばあさんの ひざに
ぴょん ぴょんと とびのりました。
「あら、いらっしゃい」
ヤマアラシのおばあさんは にこにこ。
うん、おひさま ぽかぽか。
おひざは やわやわ。
とっても いい
ここで お
でも、ヤマアラシのおばあさんが
ちっちともっぴのヒゲを くすぐります。
これでは、
くすぐったくて
ちっちともっぴは
しぶしぶ ヤマアラシのおばあさんのひざから おりました。
「おばあちゃん、またね」
「はいはい、またね」
ざーんねん。
ここにも、お客さんが いました。
クマのおじいさんです。
やさしい
空っぽになった コーヒーカップがおかれ、
その横の ハンモックで、
クマのおじいさんが
ちっちともっぴは
クマのおじいさんの おなかに
ぴょん ぴょんと とびのりました。
クマのおじいさんは すやすや。
うん、
おなかは もこもこ。
とっても いい
ここで お
ちっちともっぴは まぁるくなって、
クマのおじいさんと いっしょに
しばらくして、
「おやおや?」
クマのおじいさんが 目を覚ましました。
それでも、
ちっちともっぴは ぐっすり。
クマのおじいさんに つまみ あげられても、
やっぱり ぐーっすり。
ハンモックに
クマのおじいさんが
ヤマアラシのおばあさんも
コーヒーと サンドイッチを
また
アップルパイを
お
お
けれども、
ちっちともっぴは
やがて、
ゆうやけに
ちっちともっぴは、
ようやく
いっぱい
とっても スッキリ。
でも、
「どうしましょ」
「また夜、眠れなくなっちゃう」
そんな ちっちともっぴを
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