戦国の世の銃使い《ガンマスター》/ じょん兵衛 様
作品名:戦国の世の銃使い《ガンマスター》
作者名:じょん兵衛
URL:https://kakuyomu.jp/works/16817330660257181309
ジャンル:歴史・時代・伝奇
コメント記入年月日:2023年10月7日
以下、コメント全文。
初めまして。
この度は『自作品への意見や提案がほしい方へ』企画にご参加いただき、ありがとうございました。主催者の島流しにされた男爵イモです。
一万字ほど拝読致しました。
銃マニアが戦後時代に転生する作品ということで、設定と舞台選びがマッチしていたかと思います。文章や表現も平易なものが多く、読みやすかったです。設定した舞台を表現するにはかなりの技量が求められそうですが、リアル志向の作品ではないようなので、その点はスルーしても問題ない印象です。本作がターゲット層にしているのは十代でしょうか。もしそうであるのならば、作風は読者層に適していたのではないでしょうか。
気になった点としては一つ、文章表現についてです。
ラノベには疎いので内容への指摘は避けますが、文章表現は粗雑な雰囲気が否めませんでした。一応、確認のために最新話も拝読しましたが、小さな違いはあれども第一印象は変わらなかったです。まず、情景描写が少ないです。舞台が現代ではないせいもあるかもしれませんが、全体的にフワッとしていました。それを誤魔化すように台詞と心理描写の応酬が始まるので、上手く物語に没入できません。風土はまだしも、屋敷の間取りなどはネットでも調べれば簡単に出てくるので、もう少し情景の解像度を上げてもらいたいところです。
あとは、基本的な小説のルールの話になります。回を重ねる毎に改善されていたので、把握されているのかもしれませんが、一応説明させていただきます。
・改行後の段落初めは一字空ける。
・感嘆符(!)や疑問符(?)のあとは一字空ける。
・中黒(・・・)ではなく三点リーダー(…)で表記し、偶数個で使う。
などなど。Web小説では小説の基本ルールは重要視されませんが、これらを順守しても損をすることはありません。小説を読み慣れている人ほど、基本が守られていない小説は読まない傾向にあるので、自作を読まれたい欲があるのなら取り入れてみてください。
ちなみに余談ですが、第1話のクオリティは上記の内容も相まって壊滅的でした。第4話まで読んだから書けることですが、企画でなければ第1話の段階で読むのをやめるレベルです。たかが二千字の内容で、残りの十数万字を切り捨てられるのは惜しいことだと思いますので、序盤ほど作り込みに注力していただければと思います。
最後に気づいた範囲で誤字脱字報告などを。
第1話より:隠れていたドラム缶から飛び出しできるだけ体制を低く→「体勢」
第2話より:家政婦とも含めて4人暮らしだが、→家政婦ではなく「女中」or「下女」
第3話より:短めの袴に、縄を撒いている。→「巻いている」
以上になります。
作者様の創作活動の一助となれば幸いです。
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