魔法使いの日常的習慣 / @SIGNUM 様
作品名:魔法使いの日常的習慣
作者名:@SIGNUM
URL:https://kakuyomu.jp/works/16817330664460677643
ジャンル:現代ファンタジー
コメント記入年月日:2023年10月23日
以下、コメント全文。
初めまして。
この度は『自作品への意見や提案がほしい方へ』企画にご参加いただき、ありがとうございました。主催者の島流しにされた男爵イモです。
一万字と少しの内容を拝読致しました。
ダンジョンを題材にした作品ということでしたが、その作り込みの深さによって類似作品との差別化を図っていたように見受けられます。ダンジョンにまつわるルールや、社会との関係性など。通常ならば、おざなりな説明で片付ける部分に言及していたのは評価できる点です。そのことによる弊害は後述しますが、作品からは独自性を模索していることが窺えました。作者様の創作への熱意には感服致します。
一方で、気になった点も二つほどあります。
一つ目は設定の多さについて。これは先に触れたことですが、やはり作品に盛り込んでいる設定の数が多すぎます。そのうえ説明文も長いです。少し話が進む度に説明という流れが延々に続くため、作品への没入が阻害されてしまいます。設定の数を減らせないのなら端的な説明を心掛け、不要な表現を省いていった方が良いでしょう。現状では小説というよりは設定資料集の色が強いため、純粋な物語を楽しむことが難しくなっています。
二つ目は物語のスピードについて。本作は上記の事柄も相まって、かなりスローテンポな作品になっています。それも先を読み進めるのが億劫に感じるほどに。私がこの手の作品に疎いせいもありますが、第3話あたりから読み疲れてきました。その大きな要因は、物語の本筋がわからないためです。誰がなにをするのか、どんな話が展開されるのか。そうしたことの匂わせは、序盤に用意するに越したことはありません。ダンジョンを題材にしているのなら、早めにダンジョン内を描写して物語の「起」を書くことをオススメします。現状の冒頭一万字の使い方では、本作の強みがわかりづらいです。
最後に、目についた範囲で誤字などの報告を。
第2話より:ダンジョンにⅿグル人王は増え続けている。→めまぐるしく?
第4話より:空中でくるりと回してで歌いに勢いよく突き立てたのだ。→胴体?
:全員の納得のいく金額にするのはちょっと厳しい→句点忘れ。
第5話より:丸めて縛ろ上げた蛇の皮を→縛り上げた
:石で膨れたのバックパックの上に積んで、→膨れた「の」は不要。
以上になります。
少しでも創作活動のお役に立てたのなら、なによりです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます