黒豹と白蛇と屍

矢刃諭吉

1,始

Character

「黒豹」

この物語の主人公、男

高校卒業後、漆探偵事務所を設立

警察と協力関係にあったが一つの事件により関係を閉ざしている。

柳警部は恩人であり警察の中で唯一の友人


「柳警部」

南川市警察署に努める女警部

巡査のころに主人公を助けたことで主人公に恩人として慕われていたが、今はわからない。


「佐藤警部補」

最近西山市警察署から移動されてきた律儀の塊のような男

柳警部を慕っている。


{下っ端警察}

田中巡査、三重巡査、柏巡査部長

新米警察官


「白蛇」

主人公と警察の関係にかかわる事件を引き起こした者

主人公が追いかけ続けているが不明な点が多く、警察内部では存在しないとして迷宮入りにした。




AM11:43 路地裏


田中巡査「こりゃあひでえな、鈍器で形が変わるまで顔を殴り撲殺か、、、」


三重巡査「ほんとひでぇよな、しかしよ~こんなに証拠あるにも関わらず犯人が分からねえってのは困るよなぁ」


田中巡査「警察でもわからねんじゃあお手上げだ」

両手をあげ、首を振って


柏巡査部長「おーい!」

大声をあげながら走ってくる


田中巡査「どうしました?」


柏巡査部長「また、例の探偵が解決しやがった!」


三重巡査「まさか黒豹ですか?」


柏巡査部長「とにかく準備しろ!」


数分前 漆探偵事務所


黒豹「、、、とこれがこの事件の全貌です。」


柳警部「なるほど、、、確かに辻褄が合うな、、、よしマル秘のもとへ向かおう」


佐藤警部補「そんな!こんなよくわからない探偵を信用するんですか?」


柳警部「佐藤君、悔しいがここまで説得力のある推理にすがるくらいしか、俺たちは力不足なんだ」


黒豹「私はただ助言をするのみです、それを信じるか信じないかはあなた方の自由ですが、信じなかったが故に報われない命があったのは事実です、、、」


佐藤警部補「生意気な口を!」


柳警部「佐藤君!、、、席をいったん外してくれ」


佐藤警部補「わかりました、、、、」


柳警部「あの事件のことは本当に悪いと思っている、しかしまだ巡査だった私にはなにもできなかったんだ、、、」


黒豹「わかっていますよ、柳さんは私の恩人ですから、ですが私はあの時からもう警察は信用していません、逆恨みではないですがあの時私の助言を聞いていただければ、、、いやこの話はやめておきましょう、、、」


柳警部「ほんとうにすまない、また会おう」


その後犯人と思われる人物の家を家宅捜索して、証拠がゴロゴロと芋ずる式であふれ今事件も黒豹による推理が正しかった、犯人は捕まり事情聴取を受けていた、そして夜も更けてきてなかなか口を割らない犯人に職員が水を持ってきており、しびれを切らして事情聴取をしていた佐藤が休憩に入っていた、、、その時


柳警部「なに!?犯人が殺されただと?」


佐藤警部補「はい、事情聴取の休憩の合間に、、、」


柳が取り調べ室に向かい入ると倒れた犯人が残されていた、すぐさま病院に運ばれたが死亡が確定された、、、


佐藤警部補「くそっ!誰がこんなことを!」


柳警部「遺体からは高濃度の水銀が見つかったそうだ、毒殺とはなかなか度胸があるな」


佐藤警部補「でも、いつ水銀なんかを、、、」


柳警部「現場を見に行こう」


柳警部と佐藤警部補二人で取り調べ室に入りくまなく散策を始めた


佐藤警部補「あまり、めぼしいものはありませんね、、、、、」


柳警部「だな、、、」


佐藤警部補「くっ、俺がしっかり見張っていれば、、、」


柳警部「あまり自分を責めるもんじゃないぞ、これは佐藤君だけの問題ではないからね。」


佐藤警部補「わかりました。」


柳警部「ん?これは、、、」


天井を見上げる柳、すると何か違和感をかんじて


佐藤警部補「どうしたんすか?」


柳警部「なあ、ブラックライトを持ってきてくれ」


佐藤警部補「わかりました!」


佐藤が倉庫からブラックライトを持ってきて柳に手渡し


柳警部「サンキュ、これ見えるか?」


佐藤警部補「これは蛍光塗料?」


柳警部「すこし掠れているが、机にも滴っている、、、」


佐藤警部補「ですね、ちょうど水の入ったコップに入るように、、、」


柳警部「つまり、蛍光塗料で、、、いや水銀が見つかったんだから違うのか?」


佐藤警部補「なんだか模様みたいに見えますね、、、」


柳警部「確かにな、、、待てっ!これは!」


ライトを端から端まで当てると文字が浮かび上がり、、、


柳警部「すぐに黒豹を呼べ!」


続く、、、、、

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黒豹と白蛇と屍 矢刃諭吉 @yuki0414

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