チート✕チート✕チート

@yasushimiki

第1話 異世界への転移

 優しいだけが取り柄の冴えない中年サラリーマン

それが東野光(ひがしのひかり)だ。

両親は彼が中学3年生の時に共に車の事故で死んでしまう。他に身寄りのなかった彼は天涯孤独となってしまった。

生活事態は親の残した持ち家といくらかの生命保険のお金で高校卒業までは保ちそうだった。


 両親の事故死のショックと元々の大人しい性格とで周りに自分から交わる事もせず、ただ家と学校を

往復するだけの高校時代を過ごし、大学に行く気もせず高卒で就職先を探した。何とか1件だけ見つかった小さな会社…この会社がまた結構なブラックだったが高卒だし他に見つかりそうもないと諦めて務めていた。


 今日もいつも通りの残業終わり、疲れた身体を引きずるような足取りで家路を歩く。ふと、道路の反対側を見ると白い子猫と目があった。すると子猫は

僕に向かって走り出したのだ。トラックが近付いてくる、このままでは引かれてしまう。無意識で飛び出していた…。


……?気が付くと周りが全て白い部屋の中にいた。

そして目の前には微笑む女神がいた…

膝には白い子猫?


 

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