第4話 ナートルと俺

俺は何が何だかわからないまま、ナートルに手を引かれて教会の個室に入った。

そこで話を聞くことにした。

「ごめん、何の記憶もないんだけど、まず俺は、ポルカって言ったっけ?全然聞き馴染みがなくてさ」

するとナートルは、少し寂しげな顔をして教えてくれた。


まずナートルは、囚われの身だったらしい。

海賊に捕らえられていたところを、俺が勇敢にも助けたというのだ。

ナートルがおいでおいでをするので近づくと、膝枕された。

彼女の太ももの柔らかさに、眠気がやってくる。

まさか俺がこんな可愛い子に膝枕してもらえるとは思わなかった。

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