第15話

あの糞王女のせいで、指名手配され、街の中でも隠形術を使わなくいけなくなった


まあ2~3日滞在したら、更地にして北へ進もう


異世界と言ったらギルドだけど.....


せめてこの国じゃないところで登録しよう


けど、ちょっとだけギルドに用事が.....


隠形術を使ってカウンターの後ろに回り.....


おっ、あったあった


そう!


お金だよ


お腹はそこまですいてないけど、久々に何かちゃんとしたもの食べたいからね


うん、結構な金額あるね


それに一応魔法バッグももらっておいた


アイテムボックスが使えるまでの辛抱だね


さて、あとは.....


お、服屋はここかな?


さてと、


「こんにちわー」


「いらっしゃいませ。何をお探しですか?」


「旅に出たいので、下着一式と着替え2~3着、それとフード付きの外套ありますー?」


「はい。こちらでサイズを測ってからになりますので、少々お待ちください」


そういえば、ボク今まで男だったから忘れてたけどこういうのあるんだった.....


前世だと、お姉ちゃんがいた頃は、たまに気晴らしにとか言われて、買い物に連れまわされたんだったな.....


お姉ちゃんが死んでからは、たまに、買ってもらった服で女装して、街中歩けば男が釣れるから、適当についていって、そこでぼこぼこにしたなぁ


あれは、本当にいい毎日のストレス発散だったね!


ふふふ、今度こっちの世界でもやってみようかな?


「準備ができたのでこちらへ来てください!」


っと、呼ばれた


ま、店員なんだし、お姉ちゃんみたいに服選ぶのに何時間もかからないだろう


――――――

――――

――


つ、疲れた.....


あの店員時間かけすぎ


多分、普段着とか室内着となんやかんやで、1時間以上かかった


というか絶対着せ替え人形にして遊んでたでしょ


ま、買いたい物は買えたし、これで旅の準備はできた


旅中はそこらへんで狩った魔物食べれば問題ないし、最悪【創作】でなんか作れば問題ないでしょ


後は、出発前にちょっと腹ごしらえを.....


ん?


ギルドとは反対のほうからいい匂いが.....


……


ココだ!


露店かー


それも肉の串焼きとはなんともベタなものを.....


けど、それが1番旨い


「おっちゃん、串焼きおすすめ5本頂戴」


「おう!ちょっと待っとけ!」


待つこと5分


「ほれ、最近はワイルドボアの繁殖期直前だから、肉に脂が乗ってておいしいぞ。ほれ!」


「ん!ありがと!」


こんなにおいしいもの作れるし、がさつだけど根はいいやつなのに死んじゃうのか.....


ま、ボクが殺すけどね!


さてと、今日はもう遅いし、明日の朝ギルドで人が集まっている時間帯に始めようかな

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