俳句148:泳ぐ眼と悪魔の角は蝸牛

泳ぐ眼と悪魔の角は蝸牛

およぐめとあくまのつのはかたつむり


季語:蝸牛



 コンテストの結果発表で、また少し刺激を受けた。ある程度俳句を詠むと、一通り俳句のタネが尽きてしまう。そこからは、発想法や考え方のトレーニングになるのかもしれない。


 蝸牛の句は、過去に詠んでいるし、コンテストでも幾つか見かけた。蝸牛のイメージは、槍、角、可愛く見えて害虫等々。

 それならば、徹底的に悪くしてやろう。角は悪魔の角とした蝸牛。しかし、それを誤魔化そうとしている姿が蝸牛。


 上五中七で悪魔の姿を描いて、小さな蝸牛へと変化させる。コンテストで刺激を受けた一句。


 最後の角の後の助詞に悩む。「の」・「よ」・「や」とニュアンスは変わるだろう。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る