俳句103:夏祭りお菓子の花の独居かな

夏祭お菓子の花は独居なり

なつまつりおかしのはなのどっきょかな


季語:夏祭り


 カクヨム作品から発想を得て詠んだ句。


 私の地域のお祭りは子供神輿で、児童会が主体となる祭り。しかし、子供の数が減っている中で、小学生だけでは持つには重すぎる。だから、祭り自体を無くしたり、簡略化しようという話も出ている。そんな会合の中で聞いた話。


 子供の数が減っているだけでなく、65歳以上の独り暮らしの独居老人も増えている。足が悪く、あまり表に出てくることも少ない。

 だが子供神輿だけは、家の前まで出てきて、楽しそうに子供の様子を見守る。時には騒がしい子供の声も、この家の主にとっては活力になっている。

 だから祭の話は、お金だけでなく、お菓子やジュースも付けられる。


 花が「お菓子」ということで、子供主体のお祭りであったり、子供の存在を意識してみた。

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