俳句６１：クーラーの腐海広がる秘密基地

クーラーに腐海広がる秘密基地


季語：クーラー



　カタカナ語の入った句を意識しています。その中でも「クーラー」は、四音で風や涼を持ち合わせる優秀な季語。


　快適なイメージだが、カバーを開けてみればフィルターの埃。今は自動掃除が多いですが、初めて見た時は衝撃の光景で、まさにナウシカの世界ですね。

　英語や商品名などの入った句もあるので、最初は中七を「ナウシカの住む」としていましたが、直接的な表現に変更。自動掃除付きではない、クーラーを強調しました。


　そして優秀な季語とジブリパワーを、凡人ワードの秘密基地に合わせてみました。これなら、累想句にはならいのでは？

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