俳句58:△名は「葵」熱砂の中のマネキンか(推敲前)

名は「葵」熱砂の中のマネキンか(推敲前)


季語:熱砂



 海の近くで育った、私の思い出。海まで100mもない場所で、犬の散歩コースは海だった。

 色々な漂流物があり、流木だけでなく外国語で書かれた容器から、大きな魚の骨らしきものまである。

 でも、一番衝撃的だったのはマネキン。長い距離を流されてきたはずなのに、仲良く並んで打ち上げられた2体の頭だけのマネキン。俯せになった後頭部には「あおい」と「かける」の名前。


 今は分からないが、昔は結構落ちていた。これはこれで、何かのネタになるかもしれない。俳句を初めて忘れていた記憶が蘇るのは、あるあるなのかもしれない。

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