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俳句51:芽吹かずも抗うは胴吹きのごと

芽吹かずも抗うは胴吹きのごと


季語:芽吹く



 会社の通勤途中の街路樹。数年前の大雪の影響なのか、芽の出ない枝や、半分枯れてしまったものも見られる。

 今年も枝葉は付かないが、幹からは胴吹きの葉が見えた。もう、樹の大半は死んでしまっている。それでも、幹の中に眠った芽が、力を得ようとして新しく芽を出す。


 カクヨムで良く見かける承認欲求や、見られなければ意味がないという論調。そうでは無い事もあると思うが、ここに書くこと自体が、抗う胴吹きなのかもしれない。


 ただ、俳句は楽しい。詩というよりロジック的な考え方が面白い。何故、「古池や蛙飛び込む水の音」が名句なのか! それが分かっただけでも、全く違った景色が見えてくる。



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