夜中に友達から長文のLINEが来た。

「ついさっきの話。私の部屋って入ってすぐにトイレがあるんだけど、トイレから出たときに何気なくドアを見たのよ。そしたらなぜかドアスコープがすごく気になって顔を近づけてみたんだけど、そしたら目が合ったの。誰かと。めっちゃ向こうも顔近づけて覗き込んでて心臓止まるかと思った。しばらく覗き込んだ後ようやく顔を離したところで全貌が見えたんだけど、その人、目の細い女で黄色のエプロンしてた。ガムを噛んでるのか口をモゴモゴ動かしながらニヤニヤ笑ってたんだけど、しばらく私の部屋の前に立ったままじーっとこっちを伺うようにしてた。5分くらい経った後ようやく立ち去ったんだけど、何度も私の部屋の方を振り返りながら帰っていった。あの女いつからいたのかとか、格好的にこのマンションの住人なのかなとか、私なんか恨み買うことしたのかなとかすごい考えてしまって、もし住人なら家から出るときも帰るときも監視されてそうで、家から出るのが怖くなったところで目が覚めた。」

このLINEの後から友達と連絡が取れなくなった。

本当に夢だったのだろうか。