目立たない俺にいつも話しかけてくれる女子がいるんだが…何故かはよく分からんっ！

第1話 高校デビュー準備

俺は今、意気揚々と今月から通う事になる高校への準備を行っていた。

「高校デビューしてやるぜ…」

実の所、何をすればデビューになるのかよく分からなかったのでとりあえず前髪が目にかかり長かった黒髪を短髪にしてみた。

よし…これだけでもかなりイケてるはずだ！

小中の時は、クラスでも目立たない方で目立っているヤツを内心羨ましいなぁと思いながら眺めていた。

だが！高校からは、俺もいわゆる「陽キャ」になろうと決意した！

なので、とりあえず見た目からでも変わろうと初めての試みに挑んでいる。

「あー…他に何すれば良いか分からん…」

こういうのは、慣れてるヤツに聞いてみようと思い数少ない友人に連絡をとってみる事にしたのだった。