獣の女王と黒い騎士

プロローグ

むかしむかし、ヤマトと呼ばれる国に、アマテルカミという美しい姫君が居ました　

彼女は姫君であると同時に狼を使役し、鬼道という呪術で国を守る指導者でもあったのです

ですがある日、邪悪な黒龍を象徴として掲げる国、ナーガラージャにヤマトを襲撃され、彼等の棟梁、アジダハーカの呪術によって、アマテルカミはしゃがれた声の狼男に変えられ、寿命で死ぬことも、外傷で死ぬことも出来ない不老不死の肉体に変えられてしまいました。

このお話はそんな彼女を、龍殺しの大剣を担いだ黒騎士が、邪悪な龍から彼女を救う物語。

読者の皆様、お期待下さい。