交差点で信号待ち。知らない男が「ある行為」をした。おまえ、それやめなさい。そう思った主人公の男、だーっ、と頭のなかで、いろんな事を思いました。うん、わかるよ。そう思うよね。読者は共感できる。そして共感だけじゃない。くすっと笑える。主人公の男は等身大の、昭和感のあるしがない男。でも、プライドを持って、俺は歩くぜ。そんな男です。やさぐれ口調の空想が魅力的です。